3着のケイアイアギトと鮫島克駿騎手(カメラ・馬場 秀則)

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◆第31回ユニコーンS・G3(5月2日、京都競馬場・ダート1900メートル、稍重)

 24年に東京の1600メートルから施行条件を変えて移設された3歳限定のG3は12頭立てで争われ、5番人気で鮫島克駿騎手が手綱を執るケイアイアギト(牡、美浦・加藤征弘厩舎、父エスポワールシチー)が、最後の直線で追い込んで3着に入った。2月のサウジダービー5着のあと、UAEダービー出走を目指してドバイへ転戦したが、中東情勢を考慮して出走を自重し、帰国。国内重賞初出走でタイトルを狙っていた。

 2番人気で岩田望来騎手が手綱を執るシルバーレシオ(牡、栗東・野中賢二厩舎、父ルヴァンスレーヴ)が、ゴール前で差し切り、1勝クラスからの2連勝で重賞初挑戦Vを飾った。岩田望騎手はJRA重賞20勝目。勝ち時計は、1分57秒5。

 首差の2着は1番人気のメルカントゥール(川田将雅騎手)が続き、ルヴァンスレーヴ産駒のワンツーだった。

 鮫島克駿騎手(ケイアイアギト=3着)「(ドバイへの)遠征がかなわずということで、難しい輸送から戻してきたなかで、いい状態で持ってきてくれました。距離自体は少し長いかなと思いますけど、力があるので、最後も振り絞って、走ってくれました。先生(加藤征調教師)とはこういう競馬をしようという作戦で、今後へいい経験になりました。4コーナーでもう少ししっかりハミをかけて、動かせばよかったかなと思いますけど、直線ではまだ動き出してくれました」

 幸英明騎手(ソルチェリア=4着)「4コーナーまではいい雰囲気でしたが、伸び切れませんでした。緩さもある馬なので、これからの成長に期待です」

 菱田裕二騎手(シャローファースト=5着)「重賞でもしっかり持ち味を発揮してくれました。この経験が次につながればと思います」

 松若風馬騎手(ガウラディスコ=6着)「ペースは速かったけど、この馬の形で競馬できました。以前より起きて走れるようになり、内容も良くなっています。こういう競馬を続けていけば、自己条件なら上位だと思います。順調に成長していってくれています」

 松山弘平騎手(コロナドブリッジ=7着)「スタートも速い馬ですし、初ダートでキックバックをかぶりたくなかったので、先行する形を取りました。ダートは合っていると思います」

 ミルコ・デムーロ騎手(デールエルバハリ=8着)「スタートが良く、道中の手応えも良かったです。馬込みも大丈夫。直線はジリジリでした。将来的にはいいと思います」

 秋山稔樹騎手(ストロングエース=9着)「今日は直線で手前を替えず、右もたれが道中から厳しかったです。そういう面を踏まえると疲れがあったのかなと思います。ここから休ませて立て直してですね。力は負けてないと思います」

 吉村誠之助騎手(セイントエルモズ=10着)「想定していたよりポジションは取れたけど、勝負どころから思ったより動けなかったです。坂がある方がいいのかもしれません」

 浜中俊騎手(ヴィエントデコラ=11着)「強いメンバーだったけど、そのなかでも競馬自体はしっかり走ってくれました。自己条件に戻ってですね」

 酒井学騎手(サイモンゼスト=12着)「もろいというか気難しいというタイプ。能力はもっとあります。今日は行ききれなかったけど、以前よりそこ(の位置)で何にもなくなる感じはなかったです。(馬が)怒りながらでもポジションをキープできました。楽に自分の形に持ち込めれば、いつか爆走する可能性はあります」