クラシカルな丸目4灯や専用グリルが独自の存在感を放つ

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イタリアンテイストをまとった新感覚ジムニー

 スズキのコンパクトSUV「ジムニー」は、その高い走破性だけでなく、カスタマイズの自由度の高さでも広く知られています。

 純正のままでも十分に魅力的な一台ですが、多彩なパーツやボディキットによって個性を表現できる点が、多くのファンを惹きつけている理由のひとつです。

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 2026年1月に開催された「東京オートサロン2026」では、そうしたジムニーの魅力をさらに引き出したカスタムモデルが数多く披露されました。

 その中でも特に注目を集めたのが、ダムドが手がけた「JIMNY NOMAD Armata(ジムニーノマド アルマータ)」です。

 ダムドはこれまでも、ジムニーノマド向けにさまざまなボディキットを展開してきたカスタムメーカーです。

 2025年7月には、どこか懐かしさを感じさせる「ニューレトロデザイン」をテーマにしたシリーズを発表し、クラシカルな雰囲気を現代の車両に落とし込んだスタイルで支持を集めました。

 このアルマータは、さらにユニークな発想から生まれています。そのコンセプトは「イタリアンオフローダー」。

 つまり「もしイタリアに独自のオフロード車文化が存在していたらどうなっていたか」という想像を具体的な形にしたモデルです。

 単なる外観変更にとどまらず、世界観そのものを作り上げている点が特徴といえるでしょう。

 発表当初はまだ市販されていませんでしたが、2026年2月から正式に販売が開始され、詳細なパーツ構成も公開されたことで、さらに関心が高まっています。

 外観の中でもまず目を引くのはフロントフェイスです。専用のメッシュグリルにはトライアングルエンブレムが配置され、丸目4灯のヘッドライトと組み合わさることで、力強さと洗練された雰囲気を同時に演出しています。

 このデザインはランチア「デルタ」から着想を得たもので、往年のイタリア車を思わせるディテールが随所に散りばめられています。

 さらに前後バンパーには、シンプルでありながらレトロ感のあるスチール調デザインが採用されています。

 フロントには角型のイエローフォグランプが組み込まれており、クラシカルな印象を一層際立たせています。

 また、ナンバープレートをあえて左右非対称に配置するなど、細部にまで遊び心が感じられます。

 側面では、ゴム製のサイドモールに高級感のあるステンレスプレートを組み合わせることで、見た目だけでなく実用性も確保されています。

 さらに特徴的なのがドアミラーです。一般的な乗用車とは異なり、アメリカントラックなどに見られる縦長のU字パイプ型ミラーを採用しており、視覚的なインパクトと機能性を両立しています。このミラーにはヒーターも内蔵されており、悪天候時の視認性にも配慮されています。

 足元には、イタリアのホイールメーカーOZとのコラボレーションによって生まれた「Rally Racing(ラリーレーシング)」を装着しています。

 このホイールによって、車両全体のテーマであるイタリアンテイストがより一層強調されています。

 価格設定については、ラリーレーシングを含むコンプリートキットが56万1000円(未塗装・消費税込み、以下同)、ホイールを含まないキットが37万4000円となっています。

 なお、各パーツは個別に購入することも可能で、フルキットで仕上げるだけでなく、自分の好みに合わせて段階的にカスタムを進める楽しみ方も用意されています。

 こうした独創的なカスタムモデルに対して、ネット上ではさまざまな反応が見られます。「イタリア風のジムニーって発想が面白い」「丸目4灯がレトロでかっこいい」「デルタっぽさがしっかり再現されている」「ミラーの形がかなりユニーク」「この雰囲気でオフロード走れるのが魅力」「価格は高めだけど納得の完成度」「細かい部分まで作り込みがすごい」など、多くの声が寄せられており、デザイン性とコンセプトの新しさが評価されていることがうかがえます。

 ジムニーというベース車の持つ可能性を改めて感じさせる本モデルは、単なるカスタムカーの枠を超え、一つの世界観を体現した存在といえるでしょう。

 今後もこうしたユニークな提案が登場することで、カスタム文化はさらに広がっていくのではないでしょうか。