この記事をまとめると

■洗車機にはさまざまなオプションメニューが存在する

■洗ったあとは綺麗さを保つために拭き上げをすることが重要だ

■手洗いにこだわっている人も汚いままでいるよりは洗車機で綺麗にするほうがオススメだ

改めて知っておきたい洗車機の使い方

 ガソリンスタンドやコイン洗車場などに置かれている「ドライブスルー洗車機」。洗車道具が手もとになくても、手ぶらで洗車ができる点が大きな魅力といえます。

 その一方で、水洗いやシャンプー洗車、ワックス洗車、さらにはホイール洗浄などのさまざまなオプションメニューも用意されていて、なにを選んだらよいのかわからなくなることも。

 最小限の水洗いでOK? それともどうせならばフルコースにすべき? ドライブスルー洗車機を利用する際に気をつけるべき点などをまとめてみました。

■ドライブスルー洗車機の料金による違いとは?

 機種によっても違いがあるので一概にはいえませんが、大別すると「水洗い」「シャンプー洗車」「ワックス洗車」「撥水洗車」に加えて、「各種オプションメニュー」が挙げられます。

「水洗い」は、単に汚れを落とすだけのシンプルなメニューです。これにカーシャンプーが追加された「シャンプー洗車」、さらには「ワックス洗車」や「撥水洗車」のように、専用の液剤を散布して吹き付けるメニューが用意されている場合がほとんどです。これに加えて、コーティング液を散布してくれるメニューが用意されている洗車機もあります。

 さらには「ホイール洗浄」や「洗車回数追加」「下まわり洗浄」など、さまざまなオプションメニューを設定している洗車機もあります。それぞれが数百円〜1000円前後に設定されていることが多く、せっかくドライブスルー洗車機を利用するのであれば積極的に活用したいところです。

 地域によって価格設定が異なるとはいえ、本当にシンプルな「水洗い」であればほぼ1000円以内(500円前後の地域も)で収まります。その反面、簡易的なコーティングまで行う「フルコース」だと、2000円を超えてくることも珍しくありません。さらに、価格設定には地域差があり、都市部であればあるほど高額な価格設定になっていることがほとんどです。

■ブラシ洗車とノンブラシ洗車の違いとは?

 洗車機といえば「ブラシ洗車」を思い浮かべる人も多いはず。事実、ガソリンスタンドやコイン洗車機に置いてある洗車機の多くがブラシ洗車のタイプです。しかし、なかには「ノンブラシ洗車」をうたい文句にした機械もあります。この「ノーブラシ洗車」とは、ブラシの代わりに高圧の水を吹き付けて汚れを落とすタイプの洗車機です。

 ブラシが回転することで汚れを落とす方式ではなく、水圧で汚れを吹き飛ばすので、ボディに傷がつきにくいというメリットがあります。その反面、水アカや頑固な汚れは落としきれないこともあるので注意が必要です。

■可能であれば、極力「予洗い」と「拭き取り」を行うべし

 ボディが汚れた状態のまま洗車機にクルマを突っ込み、洗車機による乾燥が終わったあとは各部に残った水分を拭き取らずそのまま走り去って行く人もいます。しかし、もし可能であれば、極力「予洗い」と、洗車後の「拭き取り」をすることをおすすめします。

 予洗いを行うことでボディに付着した汚れが浮き上がり、洗車傷がつきにくくなります。さらに洗車後の拭き上げを素早く行うことで、水滴が乾いてイオンデポジットを防ぐことができます。とくに濃紺車は洗車傷やイオンデポジットが目立つので、できる限りひと手間をかけてみてください。

手洗い派もぜひ使ってみてほしい

■ドライブスルー洗車機のメリットとデメリット

◎ドライブスルー洗車機のメリット

 なんといっても「手洗いと比べて短時間で仕上がる」「手ぶらで洗車ができる」ことが挙げられます。ガソリンスタンドの手洗い洗車よりも安価で「洗車は面倒だけどクルマを綺麗に乗りたい」という人はとても便利です。

 意外なところではボディの下まわりのような、手が届かない・手が届きにくいところまで洗車をしてくれる点もメリットといえます。とくに融雪剤がまかれている道路を走ったあとなどは、「下まわり洗浄」のオプションメニューの設定があればぜひ活用してください。

◎ドライブスルー洗車機のデメリット

 1日に何十台ものクルマが洗車機を利用します。しかも汚れたクルマばかり。なかには泥だらけの状態で洗車機にクルマを突っ込む人もいます。

 人間の手でカーシャンプーで泡立て、ボディをていねいに洗車する「手洗い洗車」とは異なり、機械洗車だと洗車傷がついてしまう可能性が高くなりがちです。

 とくに濃紺車はその傾向が顕著に出るので、洗車傷が気になるようなら手洗い洗車にこだわるべきでしょう(それでも洗車傷はついてしまうのですが)。また、手洗いと比較して汚れが落としきれない(洗車ブラシがボディパネルに当たっていない)こともあります

■コーティングやペイントプロテクションフィルム施工車は?

 最近の洗車機はコーティング施工車に対応している機種が多く、「コーティング施工車も洗車OK」を謳い文句にしている機種もあります。もし気になるようなら、コーティングを施工したショップに確認をしてみるのがベストです(「できれば避けてほしい」といわれることが多いのですが……)。

 気をつければならないのが、高級車を中心に普及しつつある「PPT(ペイントプロテクションフィルム)施工車」です。

 飛び石などからボディを守るペイントプロテクションフィルムを施工しているクルマの場合「高圧洗浄によってフィルムがはがれる可能性があるためNG」とされることが多く、注意が必要です。できる限り、手洗い洗車を行ったほうが安全とされています。このあたりは施工を依頼したショップに必ず確認してください。

■まとめ:手軽に洗車できるぶん、ある程度の割り切りが必要

 クルマ好きのなかには「洗車機で1度もクルマを洗ったことがない」というポリシーを貫いてる人がいます。コイン洗車場や自宅などで週1回は手洗い洗車がルーティンワーク(これをやらないと落ち着かない)という人もいるでしょう。

 こまめに手洗い洗車ができる人であればいいのですが、汚れが付着したまま放置はできるだけ避けたいところ。とくに春先は大量の花粉が飛散するので、いつもより洗車の頻度をあげたいものです。

 忙しくて時間はないけど、クルマは綺麗にしておきたいとしたら……。なにがなんでも手洗い洗車にこだわらず、ときには機械洗車を併用するのもひとつの手です。

 極論をいってしまえば、手洗い・機械洗車を問わず、多少なりとも洗車傷はついてしまうのは仕方がないことだという、ある程度の割り切りが必要です。