被爆地の役割など「対話を通し若い世代の継承者を育成」長崎大のレクナが広島県の団体と連携協力《長崎》
長崎大学の核兵器廃絶研究センターが、核兵器のない世界の実現に向けた取り組みを強化しようと、広島の団体との連携協力を結びました。
被爆者が減っていく中、対話を通して若い世代の継承者を育成するプロジェクトが動き出します。
核兵器廃絶に向けた研究と発信の強化に向け、長崎大学の核兵器廃絶研究センター=RECNAが連携協力を結んだのは、広島の「へいわ創造機構ひろしま」=HOPeです。
今回の連携では、18歳~30歳の若者を対象とした国際人材育成プロジェクトを実施。
長崎と広島の若者や研究者などが、被爆地の役割や核抑止に頼らない安全保障のあり方について、対話する場を設けます。
6月からワークショップや研究活動を行い、来年 成果を発表する予定です。
(RECNA 吉田 文彦 センター長)
「被爆者から直接(話を)聞ける時間が、どんどん残り少なくなっている。聞いた上でどうするかを考える、今 学べるチャンスを持っている人が、一生懸命頑張るタイミングであるから、この機会は非常に重要」
また RECNAの研究者らは、アメリカ・ニューヨークで27日から開かれるNPT再検討会議について、見通しを発表しました。
(RECNA 河合 公明 副センター長)
「不拡散なくして核廃絶はない。核兵器が拡散してしまうと、そもそも前提が成り立たない。NPTが危機であるからこそ、核廃絶のためにも不拡散を維持していかないといけない」
核軍縮を巡る国際情勢が厳しさを増す中、NPT体制の維持が最優先になると訴えました。
NPT再検討会議の開催に合わせ、28日にニューヨークでは、原爆投下直後の長崎を舞台にした映画「長崎―閃光の影で―」の国連サテライト上映会が開かれます。
「長崎―閃光の影で―」は、日本赤十字社の看護師たちがまとめた手記をもとにつくられた映画で、一発の原子爆弾で焼き尽くされた長崎のまちで、3人の看護学生が使命を全うしようとした姿を描きます。
アメリカのメディアや各国の大使が参加する予定で、上映会の前には、長崎の平和と観光の魅力を発信するセミナーも行われる予定です。
