大手企業・人事リーダーに聞く、キャリア採用の実態 第9回 情報の海に溺れる? 理想への共感を重視するサイボウズのキャリア採用
転職がキャリアの選択肢として一般化し、多くの企業が活発にキャリア採用を行う現代。大手企業への転職を検討する方も多いですが、各社が実際にどんな採用を行っているのか実態が見えづらいところがあります。
本企画では、大手企業に特化した転職プロダクト「Bloomキャリア登録」を展開するBloomの代表取締役 平原 俊幸が、「求職者が知りたい視点」をもとにしながら大手企業のキャリア採用責任者にインタビューを行っています。
○メーカーの管理部門からサイボウズに転職、「180度違う」社風
今回は、サイボウズ 人事本部 Recruiting&Onboarding部 部長の武内さんにお話を伺いました。「チームワークあふれる社会を創る」をパーパスに掲げ、自社のチームワーク促進や柔軟な働き方についても注目を集めることが多いサイボウズ。事業の今後や、キャリア採用・働き方の実態について詳しく伺います。
――武内さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
大学卒業後に空調機メーカーに入社し、製品開発部門の工場人事などバックオフィス系の仕事を5年ほど担当しました。その後、2018年9月にサイボウズに入社しました。
前職では大きな組織の中で「もっと効率的に仕事が進められるはずなのに」というもどかしさを感じる瞬間もありました。その中でサイボウズのサービスを実際に利用しており、良い印象を持っていました。転職を検討した際にサイボウズの採用説明会に参加し、「制度やツールに加え、それがうまく回るためには組織の風土が大事」という考え方にも深く共感し、多くの企業にツールを提供しつつ世の中の組織風土も変えていく発信に面白さを感じて転職を決意しました。
サイボウズに入社後はずっと採用人事の業務に関わっており、現在はマネージャーとして新卒採用、キャリア採用、およびグローバル採用を管轄しています。
――メーカーからWebサービスの企業に転職されて、社風の違いは感じましたか?
180度違いましたね。当時はまだ紙文化が残る企業も多い中、サイボウズはすでにリモートワークが浸透していました。また、情報の透明性が圧倒的で、経営陣のスケジュールや社内のやり取りが全てオープンになっていることにも驚きました。社内でもkintone(キントーン)を使って情報共有をしていますが、全員にオープンになるので最初は発信をするのに緊張したことを覚えています。
○kintoneを中心に4つの製品が全て事業成長、AI・グローバルを見据えた事業展開
――改めて、サイボウズの事業内容と展開されている製品について教えていただけますか?
「チームワークあふれる社会を創る」というパーパスのもと、情報共有を通じてチームワークを促進するグループウェア等のプラットフォームを提供しています。
主力製品である「kintone」をはじめ、「Garoon(ガルーン)」「サイボウズ Office」「メールワイズ」という大きく4つの製品を展開しています。 特にkintoneは、プログラミングなしで業務に必要なアプリケーションを簡単に作ることができるため、業界や業種を問わず幅広いお客様の課題解決に繋がるのが大きな特徴です。
――25年12月期の決算では、売上高・経常利益ともに大きく成長しています。
昨年は価格改定や最低契約ユーザー数の引き上げの影響も影響もありますが、4つの製品がいずれも昨年対比で売上高が伸び、順調な売上成長に至っています。直近では大企業や自治体等、kintoneの大規模導入の事例も増えてきました。
また、パートナー企業とのエコシステムが堅調に拡大していることも高い利益率につながっています。
――AIの進化は脅威・追い風それぞれの側面がありそうですが、社内ではどんな議論がありますか?
AIの技術進歩は、既存のサービスの機能を代替する可能性があるという面で脅威として注視しつつ、追い風となる側面も大きいと考えています。
グループウェアのサービスの本質は「情報をどう溜めて、どう共有し、どう有効に活用していくか」。セキュリティ基盤の強みを活かしつつ、kintoneなどのサービスとAIを掛け合わせて顧客にとっての有効な活用幅を広げていく方向を目指しています。
――今後の事業展開としては、どのような領域に注力していくのでしょうか。
国内ではエンタープライズ企業向けの利用拡大に注力しています。
また、アメリカや中華圏、東南アジアを中心としたグローバル市場への挑戦も続けていきます。あわせて、AI技術の進化が加速する中、グローバル市場も含めたチームワーク促進のプラットフォームとして進化し続けられるよう、プロダクト開発にも引き続き注力していきます。

東京都中央区日本橋のサイボウズ本社で行われたインタビュー
○即戦力化が進むキャリア採用。直接採用比率が高い理由とは
――キャリア採用の現状について教えてください。年間でどのくらい採用されているのでしょうか?
直近では年間100名を超える規模の採用を行っており、エンジニアや営業の割合が高いです。2020年前半まではポテンシャル層や第二新卒層の採用が多かったのですが、近年はリーダー層やシニア層など、より即戦力となる方の採用が増えています。
――どんな応募ルートから採用に至ってますか?
数年前までは、自社の採用サイトから直接応募いただいて採用に至るケースが多いのが特徴的で、私が入社した頃は7割ほどが直接応募でした。現在は転職エージェントやスカウト経由での採用も増えています。
――具体的な選考のステップはどうなっていますか?
ご応募頂いた場合は書類選考を経て、面接を3回実施しています。1次面接は部門の担当社員、2次は部門の管理職と人事、3次は部門の担当役員と人事部長が担当するといった流れが多いですね。私も3次面接を担当することがあります。
――面接ではどんな観点で選考を行うのでしょうか。
サイボウズのメンバーとして活躍するために必要な要件=人材要件を定めており、面接ではその人材要件に沿ってマッチングをはかっています。
それぞれの職種で求められるスキルや経験はもちろんですが、カルチャーを体現できるか、行動指針に沿った行動ができるかという観点も含め、「サイボウズでその人らしく働けるか」「役割を果たすことに楽しさを感じられるか」について、対話を通じて慎重に確認するようにしています。

「企業理念」に根差した、サイボウズの「人材要件」
――キャリア採用活動において強化したいこと、課題はあるのでしょうか。
「チームワークあふれる社会を創る」というパーパスに向けて、まだまだチャレンジを重ねる会社であることを多くの方に知ってもらうことですね。
柔軟な働き方ができる面で認知してもらうケースも増えました。ただ、「働きやすそうだし事業も安定しているけど、サイボウズってもう成熟した会社で大きな変化もなさそう」と捉えている方と出会うこともあります。
パーパスに向けた取り組みはまだまだこれから。これからも大きなチャレンジを続けていくステージにあるので、その姿も伝え続けていくことが課題です。

“集まる場所”として工夫が込められた本社の一角
○「情報の海に溺れる」ほどのオープンな社内情報と、変わり続けるキャリア支援
――実際に入社した社員が驚くことはありますか?
社内で公開される情報が本当に多くて、「情報の海に溺れる」ことに驚く社員は多いですね。
経営や組織に関する情報が非常にオープンで、柔軟な働き方も本当に可能な面は、採用選考時に発信しているメッセージ通り。ただ、多くの情報の中で自身が得たい内容を捉えるためには動き方のコツもありますし、慣れるまでに時間を要する人もいます。
――柔軟な働き方や社員のキャリアを支援するために、サイボウズらしい特徴的な制度があれば教えてください。
社員一人ひとりが主体的に学び、成長でき、キャリア形成できる制度を整えて、モチベーション高く働けるような仕組みづくりを行っています。キャリア入社者の場合は約半年間をオンボーディング期間と定め、研修プログラムを設計しています。
24年から始まった「Self-learning Program」という制度では、社員一人当たり年間12万円を上限として、業務上必要なスキル習得のためにかかる費用を補助しています。
「大人の体験入部」という制度もあります。最短1日〜最長3ヶ月の期間を決めて、所属部署以外の部署に行き、実際の仕事を経験できる制度です。異動を検討する際のお試しとして、あるいは他部署の業務を理解して自業務に活かすために、多くの社員が活発に利用しています。
――いろんな仕組みがありますね。他にもありますか?
通称「チムビル制度」と呼んでいる、チームビルディングを支援する制度も特徴的です。チームで集まる会議関連費などの費用を補助するだけでなく、「チームビルディングコーディネーター」という専門部署が存在します。
相互理解を深めるワークショップから事業戦略のディスカッションまで、チームの課題に合わせた企画やファシリテーションを支援してくれます。チームビルディングはリアルに集まって実施冴えれるケースも多く、日々の業務はリモートワーク中心のチームが多いからこそ、チームワークを深める場として重宝されています。
――「チームワークあふれる社会」を目指す中、自社内のチームビルディングも工夫されているのですね。いろんな特徴があるサイボウズですが、武内さんが好きな面はどこでしょうか。
理想を掲げて、それに向けて変化し続ける面ですね。
入社以来採用の仕事は続けていますが、同じ仕事をしているという感覚はありません。組織のあり方も常に変化し、人事制度も何回も変わっています。今あるものが正解ではなく、理想と現状の差を捉えてどんどん変化しようとするところ、そのために自身もディスカッションに加わって実践していけるところはすごくいいなと思っています。
――魅力に映るお話も多いですが、社員の方が大変に感じるのはどんなシーンがありますか。
「理想への共感」を掲げ、それに向け周囲を動かし続けていくのは大変な面もあります。マネージャーやリーダーの立場だと、自身のチームの理想を考え掲げるところから始まります。それに共感してもらえるように、時間をかけて対話を重ねながらプロジェクトを進めていく必要もあります。
多くの社員から意見を募ると、それぞれの意見が異なることも当然あります。その中でも理想と共感を大切に仕事を進めるのは大変ではありますが、チームで働く醍醐味となる面もありますね。
――最後に、転職を検討している方へメッセージをお願いします。
「チームワークあふれる社会を創る」というパーパスの実現に向けては、まだまだ道半ばです。柔軟に働きやすい環境は整っていますが、それはあくまで理想を達成するための手段です。
この環境を活かして、サイボウズの掲げる理想に向けて「こんな挑戦がしたい」と熱い思いを持って一緒にチャレンジしていただける方に、ぜひ仲間になっていただきたいですね。

サイボウズ 人事本部Recruiting部の武内さんと、Bloom 代表取締役の平原

平原俊幸 株式会社Bloom 代表取締役。横浜国立大学 経済学部卒、2003年にリクルートエイブリックに入社。転職エージェント事業を中心に法人営業・人事などを経験し、2018年に株式会社Bloomを設立。大手企業特化の転職/キャリア採用プロダクト「Bloomキャリア登録」を展開し、日本を代表する各業界大手企業のキャリア採用事情・転職マーケット動向に精通している。 この著者の記事一覧はこちら
本企画では、大手企業に特化した転職プロダクト「Bloomキャリア登録」を展開するBloomの代表取締役 平原 俊幸が、「求職者が知りたい視点」をもとにしながら大手企業のキャリア採用責任者にインタビューを行っています。
今回は、サイボウズ 人事本部 Recruiting&Onboarding部 部長の武内さんにお話を伺いました。「チームワークあふれる社会を創る」をパーパスに掲げ、自社のチームワーク促進や柔軟な働き方についても注目を集めることが多いサイボウズ。事業の今後や、キャリア採用・働き方の実態について詳しく伺います。
――武内さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
大学卒業後に空調機メーカーに入社し、製品開発部門の工場人事などバックオフィス系の仕事を5年ほど担当しました。その後、2018年9月にサイボウズに入社しました。
前職では大きな組織の中で「もっと効率的に仕事が進められるはずなのに」というもどかしさを感じる瞬間もありました。その中でサイボウズのサービスを実際に利用しており、良い印象を持っていました。転職を検討した際にサイボウズの採用説明会に参加し、「制度やツールに加え、それがうまく回るためには組織の風土が大事」という考え方にも深く共感し、多くの企業にツールを提供しつつ世の中の組織風土も変えていく発信に面白さを感じて転職を決意しました。
サイボウズに入社後はずっと採用人事の業務に関わっており、現在はマネージャーとして新卒採用、キャリア採用、およびグローバル採用を管轄しています。
――メーカーからWebサービスの企業に転職されて、社風の違いは感じましたか?
180度違いましたね。当時はまだ紙文化が残る企業も多い中、サイボウズはすでにリモートワークが浸透していました。また、情報の透明性が圧倒的で、経営陣のスケジュールや社内のやり取りが全てオープンになっていることにも驚きました。社内でもkintone(キントーン)を使って情報共有をしていますが、全員にオープンになるので最初は発信をするのに緊張したことを覚えています。
○kintoneを中心に4つの製品が全て事業成長、AI・グローバルを見据えた事業展開
――改めて、サイボウズの事業内容と展開されている製品について教えていただけますか?
「チームワークあふれる社会を創る」というパーパスのもと、情報共有を通じてチームワークを促進するグループウェア等のプラットフォームを提供しています。
主力製品である「kintone」をはじめ、「Garoon(ガルーン)」「サイボウズ Office」「メールワイズ」という大きく4つの製品を展開しています。 特にkintoneは、プログラミングなしで業務に必要なアプリケーションを簡単に作ることができるため、業界や業種を問わず幅広いお客様の課題解決に繋がるのが大きな特徴です。
――25年12月期の決算では、売上高・経常利益ともに大きく成長しています。
昨年は価格改定や最低契約ユーザー数の引き上げの影響も影響もありますが、4つの製品がいずれも昨年対比で売上高が伸び、順調な売上成長に至っています。直近では大企業や自治体等、kintoneの大規模導入の事例も増えてきました。
また、パートナー企業とのエコシステムが堅調に拡大していることも高い利益率につながっています。
――AIの進化は脅威・追い風それぞれの側面がありそうですが、社内ではどんな議論がありますか?
AIの技術進歩は、既存のサービスの機能を代替する可能性があるという面で脅威として注視しつつ、追い風となる側面も大きいと考えています。
グループウェアのサービスの本質は「情報をどう溜めて、どう共有し、どう有効に活用していくか」。セキュリティ基盤の強みを活かしつつ、kintoneなどのサービスとAIを掛け合わせて顧客にとっての有効な活用幅を広げていく方向を目指しています。
――今後の事業展開としては、どのような領域に注力していくのでしょうか。
国内ではエンタープライズ企業向けの利用拡大に注力しています。
また、アメリカや中華圏、東南アジアを中心としたグローバル市場への挑戦も続けていきます。あわせて、AI技術の進化が加速する中、グローバル市場も含めたチームワーク促進のプラットフォームとして進化し続けられるよう、プロダクト開発にも引き続き注力していきます。

○即戦力化が進むキャリア採用。直接採用比率が高い理由とは
――キャリア採用の現状について教えてください。年間でどのくらい採用されているのでしょうか?
直近では年間100名を超える規模の採用を行っており、エンジニアや営業の割合が高いです。2020年前半まではポテンシャル層や第二新卒層の採用が多かったのですが、近年はリーダー層やシニア層など、より即戦力となる方の採用が増えています。
――どんな応募ルートから採用に至ってますか?
数年前までは、自社の採用サイトから直接応募いただいて採用に至るケースが多いのが特徴的で、私が入社した頃は7割ほどが直接応募でした。現在は転職エージェントやスカウト経由での採用も増えています。
――具体的な選考のステップはどうなっていますか?
ご応募頂いた場合は書類選考を経て、面接を3回実施しています。1次面接は部門の担当社員、2次は部門の管理職と人事、3次は部門の担当役員と人事部長が担当するといった流れが多いですね。私も3次面接を担当することがあります。
――面接ではどんな観点で選考を行うのでしょうか。
サイボウズのメンバーとして活躍するために必要な要件=人材要件を定めており、面接ではその人材要件に沿ってマッチングをはかっています。
それぞれの職種で求められるスキルや経験はもちろんですが、カルチャーを体現できるか、行動指針に沿った行動ができるかという観点も含め、「サイボウズでその人らしく働けるか」「役割を果たすことに楽しさを感じられるか」について、対話を通じて慎重に確認するようにしています。

――キャリア採用活動において強化したいこと、課題はあるのでしょうか。
「チームワークあふれる社会を創る」というパーパスに向けて、まだまだチャレンジを重ねる会社であることを多くの方に知ってもらうことですね。
柔軟な働き方ができる面で認知してもらうケースも増えました。ただ、「働きやすそうだし事業も安定しているけど、サイボウズってもう成熟した会社で大きな変化もなさそう」と捉えている方と出会うこともあります。
パーパスに向けた取り組みはまだまだこれから。これからも大きなチャレンジを続けていくステージにあるので、その姿も伝え続けていくことが課題です。

○「情報の海に溺れる」ほどのオープンな社内情報と、変わり続けるキャリア支援
――実際に入社した社員が驚くことはありますか?
社内で公開される情報が本当に多くて、「情報の海に溺れる」ことに驚く社員は多いですね。
経営や組織に関する情報が非常にオープンで、柔軟な働き方も本当に可能な面は、採用選考時に発信しているメッセージ通り。ただ、多くの情報の中で自身が得たい内容を捉えるためには動き方のコツもありますし、慣れるまでに時間を要する人もいます。
――柔軟な働き方や社員のキャリアを支援するために、サイボウズらしい特徴的な制度があれば教えてください。
社員一人ひとりが主体的に学び、成長でき、キャリア形成できる制度を整えて、モチベーション高く働けるような仕組みづくりを行っています。キャリア入社者の場合は約半年間をオンボーディング期間と定め、研修プログラムを設計しています。
24年から始まった「Self-learning Program」という制度では、社員一人当たり年間12万円を上限として、業務上必要なスキル習得のためにかかる費用を補助しています。
「大人の体験入部」という制度もあります。最短1日〜最長3ヶ月の期間を決めて、所属部署以外の部署に行き、実際の仕事を経験できる制度です。異動を検討する際のお試しとして、あるいは他部署の業務を理解して自業務に活かすために、多くの社員が活発に利用しています。
――いろんな仕組みがありますね。他にもありますか?
通称「チムビル制度」と呼んでいる、チームビルディングを支援する制度も特徴的です。チームで集まる会議関連費などの費用を補助するだけでなく、「チームビルディングコーディネーター」という専門部署が存在します。
相互理解を深めるワークショップから事業戦略のディスカッションまで、チームの課題に合わせた企画やファシリテーションを支援してくれます。チームビルディングはリアルに集まって実施冴えれるケースも多く、日々の業務はリモートワーク中心のチームが多いからこそ、チームワークを深める場として重宝されています。
――「チームワークあふれる社会」を目指す中、自社内のチームビルディングも工夫されているのですね。いろんな特徴があるサイボウズですが、武内さんが好きな面はどこでしょうか。
理想を掲げて、それに向けて変化し続ける面ですね。
入社以来採用の仕事は続けていますが、同じ仕事をしているという感覚はありません。組織のあり方も常に変化し、人事制度も何回も変わっています。今あるものが正解ではなく、理想と現状の差を捉えてどんどん変化しようとするところ、そのために自身もディスカッションに加わって実践していけるところはすごくいいなと思っています。
――魅力に映るお話も多いですが、社員の方が大変に感じるのはどんなシーンがありますか。
「理想への共感」を掲げ、それに向け周囲を動かし続けていくのは大変な面もあります。マネージャーやリーダーの立場だと、自身のチームの理想を考え掲げるところから始まります。それに共感してもらえるように、時間をかけて対話を重ねながらプロジェクトを進めていく必要もあります。
多くの社員から意見を募ると、それぞれの意見が異なることも当然あります。その中でも理想と共感を大切に仕事を進めるのは大変ではありますが、チームで働く醍醐味となる面もありますね。
――最後に、転職を検討している方へメッセージをお願いします。
「チームワークあふれる社会を創る」というパーパスの実現に向けては、まだまだ道半ばです。柔軟に働きやすい環境は整っていますが、それはあくまで理想を達成するための手段です。
この環境を活かして、サイボウズの掲げる理想に向けて「こんな挑戦がしたい」と熱い思いを持って一緒にチャレンジしていただける方に、ぜひ仲間になっていただきたいですね。


