恋愛にAI活用は「誠実さ」の欠如か 3割が「利用経験あり」もバレれば56.2%が「冷める」の衝撃 男性は「代筆」、女性は「相談」と分かれる活用術

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オーネットは2026年4月8日、「恋愛におけるAI利用に関する実態調査」の結果を発表した。本調査は3月に全国の25〜34歳の独身男女436人を対象に、インターネット上で実施された。

調査の結果、独身男女の約3割がAIを恋愛のコミュニケーションに活用している一方で、相手がAIを使っていると知れば過半数が「冷める」と感じるなど、利便性と心理的抵抗の深刻なギャップが浮き彫りとなった。

「賢いと思う」「気にならない」は2割のみ

異性への恋愛メッセージ等でAIを「利用したことがある」と回答した人は全体で28.2%にのぼり、約3割の独身男女がすでに実戦投入している実態が明らかになった。

しかし、その活用には大きなリスクも伴うようだ。嬉しいと感じた異性からのメッセージが、実はAIで作成されたものだったと知った場合の心境を尋ねると、「かなり冷める」(31.4%)と「少し冷める」(24.8%)を合わせた計56.2%がネガティブな反応を示した。

対照的に「賢いと思う」や「気にならない」といった肯定的な受け止め方は合わせて20.0%にとどまっており、AIでメッセージを送る側と受け手側との間に意識の乖離が生じている。

「告白文章の作成」で使う女性も

では、実際にどのような目的でAIが使われているのか。利用経験のある男女123人に具体的な場面を聞くと、男女で対照的な傾向が見られた。男性で最も多かったのは「メッセージの作成」で45.6%と半数近くに迫った。

一方で女性は「返信内容の相談」が43.6%で最多となり、「メッセージの作成」は16.4%にとどまった。AIにアドバイスを求めつつも、最終的には自力でメッセージを作っているようだ。

利用場面はそれほど多くはないものの、女性は「画像の加工」(14.5%)や「デートプランの相談」(9.1%)、「告白文章の作成」(14.5%)においても、男性よりAI利用割合が高かった。なお、相手がAIを使っているかもと「感じた経験がある」と回答した人は、男女全体の35.3%と3人に1人を超える割合に達している。テクノロジーの発達によって、恋愛における誠実さの定義もまた変わっていきそうだ。