トランプ大統領、イランに交渉合意へ圧力 日本には「我々を助けなかった」と“名指し批判”
アメリカのトランプ大統領は6日、イランに対し「一晩で国全体を破壊することができる」などと圧力を一段と強め、交渉期限までに合意するよう譲歩を迫りました。
アメリカ・トランプ大統領
「一晩でイラン全土を破壊できる。その『一晩』は明日の夜かもしれない。明日の8時(日本時間明日午前9時)まで待ってやる。それ以降はイランに橋も発電所もない、石器時代だ」
トランプ大統領は6日、記者会見を開き、イランとの交渉期限に定めた日本時間の明日午前9時という日程を改めて強調した上で、期限を過ぎたら4時間以内にイラン国内の全ての橋と発電所を破壊すると脅しました。また、ホルムズ海峡の開放は「非常に重要な優先事項だ」と述べ、イランとの合意に含まれる必要があるとの認識を示しました。その上で、イランへの軍事作戦をめぐり、日本や韓国、オーストラリア、NATO=北大西洋条約機構を名指しして、批判しました。
トランプ大統領
「NATOは滑走路さえ提供したがらなかった。他に誰が助けなかったか分かるか? 韓国は助けなかった。他には? オーストラリアも助けなかった。他には? 日本だ!」
トランプ氏は「北朝鮮の脅威から守るため、日本には5万人の兵士が駐留している」と主張し、「日本は我々を助けなかった」と批判しました。
一方、イランの国営メディアは6日、イランがアメリカとの停戦案について仲介国を通じて拒否したと報じました。
イランは10項目の対案を提示し、この中で恒久的な戦闘終結の必要性を強調しているということです。また、イランに対する経済制裁の解除や復興支援、ホルムズ海峡の航行に関する協定の締結などの要求も含まれているとしています。
トランプ大統領が日本を名指しで批判したことを受けて、木原官房長官は「米国を含め国際社会と緊密に連携しながら、事態の早期沈静化に向けた外交努力を粘り強く続けていくことに尽きる」と述べました。