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 今季限りで引退するフィギュアスケート女子の三原舞依(26=シスメックス)が25日、甲南大の卒業式に出席した。

 大学の経営学部で学び、その後は甲南大大学院の社会科学研究科に進学。修士課程を修了し「本当にこの日を迎えられてうれしい」と笑みを浮かべた。4月からは博士後期課程に進学する中で「まだまだお世話になるので。研究を進めていきたい」と意欲を口にした。

 アスリートの心理学などを研究し、主に「レジリエンス」と呼ばれる「困難な状況やストレスからの回復」について学んできた。「スポーツを18年間やってきて、レジリエンスの大切さをたくさん学んできた。この先、誰かの力になれたら」。その思いから、より研究を重ねることを決意した。

 病気やケガを乗り越え、四大陸選手権を2度制し、GPファイナルでも頂点を極めた。五輪には届かなかったが、情感あふれる演技で観衆を魅了。昨年12月の全日本選手権を前に今季限りでの引退を表明し、既に競技会への出場は全て終えた。ただ、フィギュアスケートと関わる日々は変わっていない。

 「今もほぼ毎日、氷の上で練習を続けています。アイスショーに呼んでいただけたらいいなと思いながら。私自身が氷の上で滑り続けられる間は滑りたいし、アイスショーに出たいなという思いで練習しています。あとは、シスメックスさんの(スケート)教室を手伝わせてもらったりしています」

 プロとしての憧れの存在を問われ「浅田真央さんや羽生結弦さん。演技を見ると、幸せな気持ちになってパワーをもらえる。そういう存在を目指したい」と話す26歳。今後も学業とスケートを両立していく予定で「現役選手ではなくなるけど、いろんな新しい場所でスケートをお見せして、サポートしてくれた方々や応援してくれた方々に感謝の思いを届けたい」と抱負を口にした。