復帰後の2試合で6失点を喫した鈴木。(C)Getty Images

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 日本代表で正GKを務める鈴木彩艶は、所属のパルマで厳しい時期にある。負傷による長期離脱から復帰を果たしたが、ここ2試合で6失点を喫したからだ。

 11月に左手を骨折し、約4か月の離脱を余儀なくされた鈴木。控えGKエドアルド・コルビがその間に台頭したこともあり、メンバーに復帰してからも2試合はベンチから見守るだけにとどまった。

 迎えた3月13日のセリエA第29節トリノ戦、カルロス・クエスタ監督は鈴木をスタメンに戻す。だが、立ち上がりにまた抜きシュートを許すと、さらに後半だけで3失点。5戦黒星なしだったチームが大敗したとあり、批判を浴びせられた。

 続く前節クレモネーゼ戦でも、鈴木は2ゴールを許した。コルビが好調だっただけに、懐疑的な見方が強まるのは不可避だ。残り試合では、再び力を示す必要がある。
 
 専門サイト『Parma Live』は3月23日、「最も議論になった選手のひとりは、間違いなくザイオン・スズキだ」と報じた。

「ミラン戦で負った手の重傷により、本当に難しい数か月を過ごした。そのときから、日本人守護神は長期離脱を余儀なくされ、その間に彼とコルビの競争が激しく論じられるようになったのだ。コルビは背番号31が不在の間に堂々と代役を務めた」

「クエスタ監督はトリノ戦でスズキを再び起用すると決めた。だが、日本人選手のインパクトはかつてないほどの惨事に。開始わずか3分での本当に大きなミスで、彼に対する議論と批判が再び大きくなり、一部は復帰の準備ができていなかったと考えた。(ワールドカップを視野に)再び代表招集を勝ち取らせ、夏の移籍市場で再び評価されるようにする必要性からの選択と見た者もいる」

 同メディアは、「だからシーズン終盤戦はスズキにとって重要だ」と続けている。

「批判を吹き飛ばし、信頼できる守護神であることを再び示さなければならない。トリノ戦でのミスは重く響く。だが、彼にとって幸いなのは、まだ8試合あることだ。腕まくりし、自分の価値を示さなければならない。ワールドカップだけでなく、パルマでのリスペクトと評価を再び勝ち取るために」

 5か月ぶりに日本代表復帰も果たした鈴木。ワールドカップに向け、調子を上げていけるように願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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