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 ◇第98回全国選抜高校野球大会第5日 1回戦 東北(宮城)5―1帝京長岡(新潟)(2026年3月23日 甲子園)

 3年ぶり21回目出場の東北が、87年夏にノーヒットノーランを食らった帝京長岡の芝草宇宙監督(56)に“リベンジ”した。

 投打をかみ合わせ5―1で勝利。センバツでは22年ぶり、夏を含めても17年ぶりの甲子園勝利となった。試合後、我妻敏監督(43)は、笑いながら「先輩の斎藤隆さんからは“Hランプを灯してくれ”と言われておりました」と、87年夏の2回戦で当時、帝京(東京)のエースだった芝草監督にノーヒットノーランに抑え込まれて敗れたOBで日米7球団でプレーした斎藤隆氏からの言葉を明かした。

 チームでは、昨年11月に、巨人でもプレーし、昨夏まで指揮を執った佐藤洋前監督が急性大動脈解離のため亡くなっており、我妻監督は「前監督がつくったチーム。それを引き継いで今、戦っています。持ち味の機動力を使って100点満点」とも話した。

 この日の試合では、何度も盗塁やヒットエンドランを仕掛け、足で相手を揺さぶった。初回2死満塁から梅田昊青(3年)、三浦毅大(3年)の2者連続押し出し四球で2点を先取。2回には、松本叶大(3年)の左犠飛、進藤翔愛(3年)の右前適時打で2点を加点した。7回1死一、三塁からはエンドランを仕掛け、佐藤良洸(3年)の三ゴロで貴重な追加点を奪った。

 投げては、公式戦初先発の背番号17の左腕・金沢龍希(3年)がチェンジアップを駆使し、打たせて取る投球で5回を3安打1失点。6回からは背番号18の右腕・市川翔央(3年)、背番号10の右腕・狩野哲平(3年)、背番号11の石崎隼(2年)とつないでリードを守り切った。