【薬剤師が解説】舌炎に効果のある市販薬6選
舌炎に効果のある市販薬の成分
はじめに、舌炎の治療薬によく使われる成分について解説していきます。舌炎の状態によって使い分けましょう。
中心が白い舌炎にはステロイド
患部の中心が白っぽくて少し凹んでいる場合は、アフタ性口内炎の可能性があります。このような舌炎には、ステロイド成分であるトリアムシノロンアセトニドを使うことをおすすめします。
アフタ性口内炎は口内炎で最も多いもので、ストレスや疲労による免疫力の低下や栄養不足などが原因と考えられています。薬の使用とともにしっかりと休養をとることも、早く治すためには大切です。
赤い傷のような舌炎にはアズレン
白い箇所がなく、赤みの強い舌炎にはアズレンの使用をおすすめします。この舌炎はカタル性口内炎とも呼ばれ、入れ歯・矯正器具・歯ブラシによる傷や、熱い飲食物によるやけどが原因で起こります。
アズレンは患部に直接はたらきかけ、傷・炎症を鎮める作用のある抗炎症成分です。口内炎のほかにも、のどの腫れなどにも使用できます。さまざまなタイプの炎症に使用でき、妊娠中や授乳中の方のアフタ性口内炎にも効果が見込めます。
長引く・よくできる舌炎にはビタミンB群
舌炎を含む口内炎は原因がはっきりわかっていないのですが、疲労や栄養不足が影響していると考えられています。特に、エネルギー代謝や皮膚・粘膜の正常化に欠かせないビタミンB2が足りていないと舌炎ができやすくなります。
また、ビタミンB6やニコチン酸アミド、ビオチンなども粘膜の健康に必要なビタミンです。これらのビタミンを食事やビタミン剤から摂取することで、口内炎の治療や予防に役立てられます。
舌炎に効果のある市販薬を選ぶ時のポイント
市販薬を選ぶときは「効能効果」「舌炎の状態」「服用しやすさ」の3つのポイントをおさえる必要があります。
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効能効果に【舌炎】【口内炎】と書かれているものから選ぶ
舌炎は「舌にできた口内炎」ととらえられています。そのため、口内炎に使用できる軟膏や貼り薬であれば、舌炎に使用しても問題ありません。
「アフタ性口内炎」に使用できるステロイド剤、「口内炎」の記載がある塗り薬や飲み薬、「口腔の腫れ」に使用するうがい薬は舌炎にも使用可能です。
舌炎の状態から選ぶ
舌炎の状態によって、有効な成分が異なるので注意しましょう。
トリアムシノロンアセトニド:中心が白く少し凹んでいるような舌炎(アフタ性口内炎)に有効
アズレン、グリチルレチン酸:舌の一部が赤く腫れる・水疱(カタル性口内炎)、アフタ性口内炎などに有効
炎症や腫れが直径10mmを超える・広範囲に多発している・口内全体が白っぽい・発熱もある場合は、ウイルス性やカンジダ性口内炎の可能性があります。
市販薬を使うと症状が悪化したり、治るのが遅くなったりするのですみやかに受診してください。
使用しやすさで選ぶ
口内炎の薬は、舌炎にしっかりと密着しないと効果が発揮されません。塗り薬や貼り薬の使用がおすすめですが、薬が密着している違和感が苦手な方や薬が付きにくい場所の舌炎には、うがい薬を使うのも良いでしょう。
舌炎や口内炎が頻繁にできる方や早く治したい場合には、体の内側からケアできるビタミン剤の併用をおすすめします。
