70代80代の「上品」カジュアルコーデ2選。色選びと小物使いにセンスが光る
街ゆくおしゃれさんのファッションを、すてきなイラストで分析する「東京おしゃれ図鑑」。今回の舞台は、育ちと美意識が息づく街「芦屋」。旬なファッションやメイクのイラストがインスタで支持されているヤベミユキさんが描きます。

端正&正統派なマダム多し!育ちと美意識が息づく街
今回は兵庫県・芦屋の街を歩いてみました。
整った街並みと洗練された空気感、穏やかで品のある佇まいは、まさに「関西の軽井沢」とも呼ばれるこの街ならでは。
駅の周辺には老舗の洋菓子店やセレクトショップが立ち並び、歩く人のファッションからも「自分の美意識」がにじむような、上質で凛とした雰囲気が感じられました。
そんな芦屋で出会った、おしゃれな大人の女性たちをスケッチしてきました。
8月下旬
晴れ
70代、色と小物がアクセントの「王道エレガント」コーデ

芦屋駅前のホテルで見かけたのは、ネイビーのリネンワンピースをすっと着こなす70代のマダム。
品のよいハリ感と落ち着いた丈感ワンピースに、ゆるく結んだ赤茶スカーフがよく映えていました。
ヘアはベージュトーンの白髪。ターコイズのネックレスやバングルで差し色を加えつつ、足元のオレンジのサンダルがスカーフの色とリンクしていました。
ラタン素材のカゴバッグを軽やかに持ち歩く姿に、「品のよい遊び心」を感じました。
●芦屋マダムの小物使い、さすがでした!
ピンクのTシャツに、芦屋ロサブランのサンバイザーを合わせて颯爽(さっそう)と歩くマダムにも遭遇。日差し対策とおしゃれを両立させた小物使いに、思わず見惚れてしまいました。
80代、パールと日傘で清涼感をまとう「正統派モード」

通りの角で日傘をさして立っていたのは、アップリケつきの白シャツに黒スラックスを合わせた80代のマダム。
ピーコックグリーンの日傘と白髪ボブ、パールピアスの組み合わせは、思わず振り返るほどの涼やかさ。
胸元にはパール×ダイヤのネックレスがさりげなく輝き、インナーは繊細な黒のレース。バッグはValextra(ヴァレクストラ)のスクエアトート、靴はベージュのチャームつきローファー。遊び心も絶妙です。
抜かりのない装いに、長年の美意識を感じました。
芦屋で出合った「塩バター」の誘惑
散策の途中、駅前で偶然見つけたスコーン専門店「THE BUTTER & SCONE」。
青い外観もかわくて、思わず吸い込まれるように入店。ソルトバターをつけて食べるスコーンが驚くほどおいしくて、思い出に残る芦屋時間となりました。
育ちのよさがにじむ芦屋。歩く人のファッションも、奇をてらわずとも印象に残る。そんな「正統派の余裕」を感じました。
どこか懐かしさのある上質さと、現代的な軽やかさが共存する芦屋マダムたちのスタイルは、まさに「背筋の伸びる日常のおしゃれ」そのもの。
おしゃれ心を忘れず、自分らしさを楽しむ姿に刺激をもらい、訪れるたびモチベーションが上がる…。そんな穏やかな余韻を残してくれる街でした。
次回の「東京おしゃれ図鑑」もお楽しみに。
※ 「東京おしゃれ図鑑」は街ゆく人のファッションをヒントに独自のアレンジを加えて掲載しております。
