古巣・横浜FCとの一戦で1アシストの齋藤。チームの勝利に貢献した。写真:福冨倖希

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[J1第15節]東京V 2−0 横浜FC/5月6日/味の素スタジアム

 東京ヴェルディが横浜FCをホームに迎えた一戦は、齋藤功佑にとって特別な古巣戦でもあった。

 小学生の頃から横浜FCのスクールに通っていた齋藤は、横浜FCジュニアユース、横浜FCユースを経て、2016年にトップチームに昇格。プロになってからも22年シーズンまで7年間プレーした。その「サッカー人生のほとんどを過ごした」クラブに対し、齋藤は感謝を口にする。

「プロだけじゃなくて、学生時代もずっと横浜FCで育ったので、恩も、思い入れもめちゃくちゃありますし、その経験があって今があると強く思っています」
【動画】齋藤のアシストから染野がゴール!
 試合前は、平常心を心掛けていたという。

「逆に(古巣ということを)意識しないようにしていました。いつもと同じ1試合として、勝つために何ができるかを考えるようにしました。自分の成長した姿を見せたかったですし、そのためにはいつも通りの準備が大切だと思って」

 シャドーで先発した背番号8は、チームが横浜FCのハイプレスに苦しみ、なかなか前進できない時間が続いたなか、36分に右足のクロスから染野唯月のゴールをお膳立て。「狙い通り」のプレーに渾身のガッツポーズを見せた。

「(ガッツポーズは)横浜FCに対してというより、チームの得点に自分がアシストという結果で貢献できたのが嬉しかったから。染野も苦しい時期を過ごしてきたなかで、踏ん張って踏ん張っての今日の得点だったので、色んな想いが重なりました」

 齋藤は66分に熊取谷一星との交代でピッチを退いたが、その熊取谷が90+1分に追加点を挙げ、チームは2−0で勝利。試合後には、22年シーズンに共闘した横浜FCの四方田修平監督のもとへ挨拶に行き、「頑張れよ」という言葉をかけてもらったという。

 ミックスゾーンで取材に対応した齋藤からは、笑顔の裏にどこかスッキリした様子も窺えた。きっと特別な日になったに違いない。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)