『かたつむりのメモワール』予告編&ポスター公開 日本語タイトルロゴは監督直筆デザイン
6月27日に公開されるストップモーション・アニメーション映画『かたつむりのメモワール』の予告編と本ポスタービジュアルが公開された。
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本作は、『ハーヴィー・クランペット』で第76回アカデミー賞短編アニメ映画賞を受賞したアダム・エリオット監督が8年間もの製作期間をかけ、セット数200、小道具700個、総カット数13万5千という膨大な手作業によって生み出したクレイアニメーション。第97回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされたほか、アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞など、世界中で数々の映画賞を獲得している。
幼い頃から周囲に馴染めず、孤独を抱えて生きてきた女性グレース。カタツムリを集めることだけが心の拠り所だった彼女が、個性豊かな人々との出会いと絆を通して少しずつ生きる希望を見出していく……。
予告編では、主人公グレースが家族と一緒に過ごした幼少期の楽しい思い出や、学校でのいじめから守ってくれる一心同体の双子の弟・ギルバートとの絆、そして人生を一変させてしまう突然の悲しい別れなど、グレースの半生が美しい音楽にのって唯一無二の独特なクレイアニメーションで描かれていく。やがてグレースは寂しさからカタツムリのように心の殻に閉じこもってしまうが、そんな時に出会った80歳ほどの風変わりな女性ピンキーは、グレースが肌身離さず被っているカタツムリ帽子を不思議がることもなく「私は昔ハトだったのよ」と明るく話しかけるのだった。ギルバートとの再会を願うグレースの人生はジェットコースターのように波乱万丈だが、年の離れたピンキーとの友情が、彼女を支え少しずつ前へと導いてくれる。彼女たちが歩む、カタツムリのように人一倍ゆっくりで回り道だらけの人生の先にはどんなサプライズが待っているのか。
あわせて公開された本ポスタービジュアルでは、グレースとギルバートが仲睦まじく読書をしている姿が切り取られている。キャラクターは一体ずつ制作スタッフが時間をかけて一から手作りしたもので、体や靴は粘土、髪の毛は針金でできている。エリオット監督はアニメーション制作について「CGやAIのアニメーションは増えていくでしょう。でも“良質なアート”とは人間の手によって作られるもの。AIが“人間の経験”を取って変わることは絶対にできないのです」と語っている。
なお、日本語のタイトルロゴは、エリオット監督が自ら直筆で描いた日本だけの特別デザインとなっている。エリオット監督が3月に来日した際に書いたもので、初めて書く日本語に「特に“む”の形が面白いね!」と楽しみながらじっくり丁寧に仕上げたロゴとなっている。(文=リアルサウンド編集部)

