「ちょっとホッとした」一部野球関係者から問題視されていた中居正広 今後野球中継で重宝されるのは?

中居の独断でロッカールームやベンチに
芸能界引退の選択をした中居正広氏(52)。「ヅラ」と呼ばれるファンクラブの会員はもちろん、『SMAP』再結成を期待していた「スマオタ」からはいまも落胆の声があがり続けている。
「中居さんとファンを繋いでいた有料サイト『中居ヅラ あの子たちに・・・、』も、2月19日をもって閉鎖されるので、中居の復帰は絶望的になりました。テレビ局からも名MCだった中居さんの引退を惜しむ声があがると思われましたが、これが案外そうでもないようです。彼の冠番組は『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)を筆頭に視聴率が低迷していましたから、スタッフからは『終了させるにはいいタイミングだったかも』といった声も出ていました」(テレビ局ベテランスタッフ)
バラエティ番組だけではない。実はスポーツ局制作の番組関係者からも信じられないような声があがっているのだ。
「先日、複数の野球選手のマネジメント会社の関係者から『中居さんが今後、メディアの仕事で球場に来ることはおそらくないでしょう』と残念がる声があるのと同時に、『ちょっとホッとした』と話すプロ野球関係者もいました』と聞き、ビックリしました。かつて中居さんは『侍ジャパン公認サポーター』を3大会連続で務めています。ただ『WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)』での現地リポートで、選手へのリスペクトに欠ける振る舞いなどがあり、問題視していたようです」(制作会社スタッフ)
小学生時代、少年野球チームに所属し、読売ジャイアンツの大ファン。芸能界きっての野球好きとして知られ、原辰徳前監督(66)と交流があることでも有名だった。
「現地リポートでは、ロッカールームやベンチなどに入ってくる場面が多かったようです。テレビ的にはありかもしれませんが、どうやら許可を取らずに中居さんの独断で撮影していたようなのです。スポーツバラエティ番組でMCをすることが多い中居さんは、顔見知りの選手が多いのも確かなのですが『おぅ!』といった挨拶から始まり、撮影がOKかどうかを確かめないことも。バラエティと同じノリで強引にインタビューを敢行したこともあったと聞きました。
中居さんは自身で事前の下調べや取材をしっかりしていました。ただ、スポーツ紙の記者に比べれば、やはり選手に触れる機会は少ない。コツコツ取材を重ねて、徐々に選手の信頼を得て、やっとインタビューをとれる記者たちは、“国民的アイドル”というだけで特別に話す機会を与えられ、選手へのリスペクトも感じられない中居さんに、あまり良い感情を抱いてはいなかったようですね」(前出・スタッフ)
選手へのリスペクトがすごいのは?
旧ジャニーズ事務所では、ニュースや情報バラエティのキャスターやコメンテーターと、スポーツ番組やオリンピックのキャスターにタレントを送り込むことが多かったものだ。
「中居以外にも、フジテレビでは『SUPER EIGHT(元関ジャニ∞)』の村上信五(43)を。日本テレビでは『KAT-TUN』の亀梨和也(38)をメインに起用していて、2人とも評判がいい。村上はスポーツ番組のときには関西人特有のノリを封印し、熱心に取材していますね。そして、いわゆる“ジャニーズ問題”が明るみに出ても『Going! Sports&News』(日本テレビ系)のキャスターに起用され続けた亀梨と日テレのスポーツ局の絆は、中居や村上よりも格段に強いように思います。
プロ野球選手の形態模写を得意とし、笑いをとろうとするノリが売りだった中居とは違って、亀梨は選手へのリスペクトがものすごい。シーズン中は『Going!〜』のために東京ドームへの取材を欠かさず、長時間のスタンバイや順番待ちにも文句ひとつ言わずに取り組んでいる姿は他社の記者からも一目置かれています」(スポーツ紙記者)
いまは日テレに囲い込まれている亀梨が、引退した中居に代わって『WBC』の公認サポーターになる日は近いのかもしれない。