【ファンキー通信】パチンコになるキャラはどう決まる?

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 『北斗の拳』に『エヴァンゲリオン』、『ルパン三世』、そして『冬のソナタ』など。これ全部何のことかわかる? そう、パチンコ・パチスロの機種の種類だ。アニメや映画でおなじみキャラクターが使用されている“タイアップ機”ってよく見かけるでしょ? それぞれのキャラに合わせたユニークな演出がほどこされていて、パチンコ・パチスロファンを魅了し続けている。

 でも、これらタイアップ機に採用されるキャラクターって、どうやって選ばれているかって気にならない? 特に今人気の機種『冬のソナタ』なんて、パチンコをするオジ様たちにとっては興味がないキャラクターだとさえ思えるんだけど・・・。一体どんな基準で決められているの?

 「はっきりした基準はありませんが、タイアップ機が現在のように広まった背景には『新規ユーザーを獲得したい』という狙いもあったので、認知度が高くて親しみやすいキャラクターが採用される傾向はあるのではないでしょうか」(パチンコ業界関係者)

 なるほど、新規ユーザーを獲得するためなら主婦に大人気の『冬のソナタ』もうなずける。パチンコ・パチスロ機に人気キャラクターを初めて採用したのは、業界大手のサミー。1997年、パチスロで『ウルトラセブン』のタイアップ機を作ったのが最初だといわれている。以後、2003年にパチスロ史上最大のヒット作である「パチスロ 北斗の拳」をホールに導入したのもサミーだ。

 また、パチンコとパチスロでも採用されるキャラクターが異なるみたい。どちらかというとパチスロのほうが、アクション性の高いキャラが使われているものが多いような気がするのだが、どうなんでしょ?

 「パチスロのユーザーのほうがパチンコより年齢層が若いので、アクションシーンが満載でゲーム性の高いもののほうが好まれやすいという部分もあります」(同氏)

 タイアップ機をヒットさせるポイントは、「機械自体のゲーム性にそのキャラクターの世界観がうまくミックスできているかどうか」なんだそう。ストーリー性もあり、原作にも忠実に展開していくので、元ネタのアニメや映画のファンだったら、今までパチンコに縁がなかったとしても「ちょっとやってみようか」って気になりそう。

 ・・・ってか、『冬のソナタ』がパチンコ台ではどんなことになってるのか、ますます気になってきた! (遠藤麻衣/verb)