優勝以外は失敗――大谷翔平はドジャース特有のプレッシャーをどう捉えている?「楽しみたいなという思いは強い」

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ドジャースのユニホームを着て、ファンの前に登場した大谷。この日はその一挙手一投足に注目が集まった。(C)Getty Images

 大谷翔平は、現地時間2月3日にドジャースの本拠地ドジャースタジアムで行われたファンフェスタに参加。昨年12月の移籍後では初めて、ドジャースファンの目の前で真新しい白と青のユニホームに身を包んだ姿を披露した。

 ファンとの交流を楽しむ様子を見せた大谷。このイベント中には、地元メディアからのインタビューにも対応。ドジャースの試合中継を担っている地元スポーツ専門局『SportsNet LA』の番組に出演した二刀流スターは、ありとあらゆる質問に答えた。

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 そのなかで大谷は昨年12月の入団会見において自身も語っていた「勝ちたい」という部分をふまえて「もちろんドジャースに来たからには優勝しかない。優勝しないと失敗と言われるぐらいにファンの期待が大きいと思うが、それをどういうふうに受け止めている?」と問われ、「楽しみたいなという思いは強い」と回答。そして、「優勝以外は失敗」とされるプレッシャーに対する自らの考えを明かした。

「けど、当然そうならない場面とかあると思うので、そこは受け止めていくしかないかなとは思ってますし、個人的にもやっぱり優勝しないと失敗なのかなとは思うので、ポストシーズンまだプレーした事ないですし、まずはそこで勝つ事ですけど、最終的にはやっぱりワールドシリーズで勝ちたいなっていう思いが強いなと思います」

 現在、大谷は昨年9月に行った右肘側副靭帯の損傷に対する手術からのリハビリに最中にある。ゆえにシーズン開幕が着々と近づくなかでは回復状況も気になるところだが、本人は「打つ方はもうすぐ100になると思う」と“打者”としての完全復活には自信を口にし、そして“投手”としてのプランも語っている。

「打つ方はこれから何もなければ、開幕に間に合うんじゃないかなという手応えは感じてます。ピッチングに関しても1回目の手術よりはだいぶ感触は良いので、焦ることは無いですけど、プラン通りに行ければ、来年にしっかり間に合うんじゃないかと思ってます」

 ドジャースは今年3月20日に韓国・ソウルで行われるパドレス戦で開幕を迎える。その世界が注目する一戦に向け、大谷は着実に前進していると言えそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]