ブルージェイズ戦で退場処分となったフィリーズのJT・リアルミュート【写真:ロイター】

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退場処分をめぐって物議

 まさかの“退場処分”が物議を醸している。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場していたフィリーズのJT・リアルミュート捕手が27日(日本時間28日)のブルージェイズ戦で、ボールをポロリとこぼしただけで退場を宣告された。まさかの光景にファンからは「史上最も馬鹿げた退場」「彼はMLBの審判になるべきではなかった」と非難の声が殺到している。

 問題となったシーンは4回のフィリーズ守備時に起こった。救援登板したクレイグ・キンブレル投手がピッチクロック(投球時間制限)に違反し、ワンボールが加算された直後だった。キンブレルはボールが気に入らず、交換を要求した。球審は捕手のリアルミュートにボールを渡そうとしたものの、差しだしたミットとタイミングが合わず落球。すると球審は「言い訳を私は聞かない」と告げ、即刻退場を宣告した。侮辱ととった可能性がある。

 今回の退場劇にファンは「退場させた球審は罰金を科されるべきだ」「MLBは審判を排除すべきだ」と厳しい声をあげている。シーズン開幕直前に起きた“事件”を、どう捉えていくのか注目が集まる。(Full-Count編集部)