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2代目タイカンの兄弟車 最上級サルーンへ

ポルシェは、第2世代となる次期タイカンの開発を進めている。このモデルは、2020年代末までに最大6車種の電動モデルを送り出す計画の一環として、パナメーラのEV版と「双子」になることが決まっている。

【画像】ポルシェの次世代EVの2大巨頭?【パナメーラとタイカンを写真でじっくり見る】 全102枚

どちらのEVも、ポルシェが開発中のプラットフォーム「SSPスポーツ」を採用する。フォルクスワーゲン・グループのスケーラブル・システム・プラットフォーム(SSP)をベースに、スポーツモデル向けに改良したものだ。これを「ポルシェ専用モジュール」と呼ばれるものと組み合わせる。


次期ポルシェ・パナメーラEVは、現行の内燃機関モデルやPHEVとともに販売される計画だという(画像は予想レンダリング)。    AUTOCAR

スリムなバッテリーパックによる低いキャビンフロアや、現行のJ1プラットフォームと同様のリアフットウェルなどを実現し、低重心によるダイナミクス向上を目指しているという。

パナメーラのEV版は、プラットフォームやパワートレインをタイカンと共有しつつ、現在の内燃機関モデルおよびPHEVモデル(MSBプラットフォームベース)とともに販売される。

まだ開発の初期段階だが、中国で販売されている既存のロングホイールベースのパナメーラと同様のサイズ(ホイールベース3100mm、全長5199mm)になることが示唆されている。そうなると、サイズ的にはメルセデスAMG EQS 53やルーシッド・エアなどと競合することになる。

ちなみに、現行モデルのタイカンはホイールベース2900mm、全長4963mmで、次期モデルでもほぼ変わらないと思われる。そのため、パナメーラEVとはサイズ面で差別化されることになるだろう。

パワートレインとしてはシングルモーターとデュアルモーターが設定され、800Vの出力に対応した次世代バッテリーが搭載される見込み。

ポルシェのCEOであるオリバー・ブルーメは、タイカンより大型のパナメーラEVを投入する計画について、「特に利益率の高いセグメントをターゲットにしており、新しい販売機会の獲得を目指しています」と述べている。

次期タイカンとパナメーラEVは、プラットフォームやパワートレインといった主要コンポーネントに加え、レベル3の自動運転機能、5G対応のデジタル機能、フォルクスワーゲン・グループ傘下のカリアド社と共同開発したOSをサポートするための電気アーキテクチャを共有する予定だ。

現行モデルのパナメーラは、2023年に改良型が導入される見込み。情報筋によると、2030年まで生産される計画で、市場や規制の枠組みに応じて、内燃機関、PHEV、BEVを展開するという。

スタイリングについて、ポルシェのある関係者は、「フロントエンドとリアエンドには、(BEV)独自のデザイン要素が見られるでしょう。しかし、パナメーラのコアデザインは共通です」としており、パワートレインの違いによる外観の差はあまり大きくないようだ。

タイカンと同様に、シングルモーターで後輪駆動のS、デュアルモーターで四輪駆動の4S、GTS、ターボ、ターボSと、幅広いバリエーションを展開すると予想されている。