(左から)ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司

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俳優・役所広司とドイツ出身のヴィム・ヴェンダース監督が、11日の都内で、『THE TOKYO TOILET プロジェクト』と題した記者会見を開いた。

ヴェンダース監督はそこで、近年ガラリと改修されている東京・渋谷の公共トイレを舞台にした「映像製作を行う」と知らせた。また、トイレの清掃員が主人公となるそうで「私は好きな俳優と仕事する」といい、役所を主演に迎えると発表。現時点での決定事項を明らかにした。

役所は「ヴェンダース監督が東京で映画を撮る。断る俳優はいないと思います」と熱い口調で語り出した。「俳優になって40年です。自分なりに頑張って、しがみついてきて良かった。ご褒美を頂いたと思っています」と感慨深げに話していた。


▼ (左から)ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司



ちなみに『THE TOKYO TOILET プロジェクト』は、2年前からスタートしており、渋谷区内17カ所の公共トイレを16名の建築家やクリエイターがそれぞれの個性を発揮して、新たなデザインで改修。現在のところ、12カ所が完成して運用されている。

誰もが使える公共トイレは、汚れが目立ったり嫌な臭い、落書きや乱暴に扱われて便器などが壊されることもある。今回の改修プロジェクトによって運用されているトイレは「一番は綺麗で、いつも快適に使えること。そのためには、デザインの力で解決するようにした。また今度は、アートの力も借りながらプラスになることも考えて、毎日3回もメンテナンスに向かっている清掃員の方を主人公にした」と関係者からの狙いも聞けた。

ヴェンダース監督は、2011年以来の来日だった。同プロジェクトのトイレ等を視察中で、これからシナリオハンティングを敢行する。

今回の会見には、プロジェクトオーナーの柳井康治氏、クリエイティブディレクターの高崎卓馬氏、渋谷区長の長谷部健氏、建築家の安藤忠雄氏も登壇していた。


▼ 安藤忠雄氏(写真中央)がデザインした「神宮通公園トイレ


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『THE TOKYO TOILET プロジェクト』 - 案内WEBサイト