「ゴリッ」でも普通に走れるから大丈夫? 甘く見てはいけない「クルマの下まわり」をぶつける「危険」とは

この記事をまとめると
■クルマに乗っていると下まわりをぶつけてしまうことがある
■そのまま走れることも多いが、思わぬダメージを負っていることがある
■下まわりをヒットすることのリスクを解説する
サビや排気漏れが発生することも!
道路の段差や穴、さらに砂利の駐車場での穴など、たまに経験するのが下まわりをぶつけることだ。最近ではアウトドアブームで林道のようなところを走ることも増えているだけに、ヒットする機会も同様に増えているのではないだろうか。
下まわりをヒットするとゴンとかドンといったけっこう大きな音がしてビックリするが、かといってそのまま走ることはできるし、場所が場所だけに、しばらく走っているうちにぶつけたことすら忘れていることがほとんどだろう。しかし、ときには侮ってはいけないのが下まわりのヒット。思わぬダメージを負っていることがあるので注意が必要だ。

まずはボディ自体の損傷だ。フロアパネル自体が凹んでいることもあるし、そこに付く付属物、たとえばマフラーに当たっているとジョイント部分がズレて排気漏れが発生することもある。
下まわりは衝撃対策やサビ止めの目的でアンダーコートが塗ってあったり、塗装が厚くなっているが、当たり方や衝撃の度合いによっては表面が剥がれて内部の鉄板にダメージが及び、サビが発生することもある。しかも気が付きにくいのも難点で、使い場所にもよるが、サビでグサグサになってから気がついたなんていうこともあったりする。
下まわりをヒットしたら必ず目視で確認を
さらにサスペンションの付け根やアーム部分に当たるとアライメントは狂うこともあって、調整で対応できればいいが、アームが曲がったり、リンクが外れたりすると、修理が大変だ。
もちろんエンジンの下、つまりオイルパンをぶつけてしまうこともあって、オイル漏れなどの原因になる。その昔はほとんどのエンジンがアンダーカバーなしでオイルパンむき出しだったこともあって、硬い石などに当たるとオイルパン自体が割れて、オイルが流れ出てしまうこともあった。その際は固形石鹸を割れ目にねじ込むと成分の関係で固まって、流出を止めることができるという裏技もあったほどだ。

現在はオイルパンの形状自体が考えられているし、アンダーカバーも付いているので、そこまでのダメージはほとんど発生してないと言っていい。ただ、アンダーカバーを受ける超えて衝撃が及ぶこともあるので、油断は禁物だ。
いずれにしても、下まわりをヒットしたなと思ったら、安全な場所に止めて、覗き込むだけでもいいので、目視で確認するようにしたい。もちろん走行フィーリングに変化がないかも気にする。ほとんどの場合、ある程度のダメージなら走ることはできるが、ちょっとでも違和感を感じたらプロに点検してもらうようにする。また、ひどいダメージを負っている場合は、無理して走らずに救助を呼ぶようにしよう。見えない場所だからといって油断しがちだが、慎重に対応したい。
