友人ピアース・モーガンを援護するあまり感情的になってしまったシャロン・オズボーン

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オジー・オズボーンの妻シャロン(68)が、2010年から出演していた米CBSの人気トーク番組『The Talk』を降板すると発表した。シャロンは今月10日に放送された同番組で、メーガン妃のインタビューを批判したピアース・モーガンを擁護、共同司会者シェリル・アンダーウッドと人種差別問題について激しく対立していた。

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シャロン・オズボーンが人種差別問題について番組中で口論した後、彼女の自宅には嫌がらせ電話が届いたり、SNSには苦情や殺害予告めいたコメントが殺到。そのためシャロンは自宅にプライベート警備員を雇う結果となった。

このことを受け、現地時間26日に米ネットワークCBSが声明文を発表し「シャロン・オズボーンが『The Talk』から降板することを決意した」と正式に伝えた。

「3月10日の放送は、自宅で見ていた視聴者を含める関係者全員を不快にさせた。我々が検討した結果、この日の放送におけるシャロンの共演者への態度は、尊重されるべき職場の価値観にそぐわないと判断した」と説明した。

さらに内部調査の結果、シャロン・オズボーンとシェリル・アンダーウッドを含む番組の共同司会者らが人種差別問題について議論することについて、スタッフが適切な準備をしていなかったと述べている。

現地時間10日の放送でシャロンは、友人であるピアース・モーガンへの支持を話すうちに激しい口論へとヒートアップしていった。モーガンは司会を務めた英ITVの朝の番組『Good Morning Britain』で、オプラ・ウィンフリーのインタビューを受けたメーガン妃の言葉を「一切信じない」などと批判。番組には苦情が殺到し、英時間9日には同番組を急遽降板すると発表した。

シャロンはこの件について、「私は、彼の表現の自由を支持するわ。肌の色や宗教は関係ない。その人が良い人かどうかで判断するのよ」と主張。シェリルが「あなたは、彼が人種差別的な発言をしたことを認めて、安全な場所を提供したようね」と返すと、シャロンは激しく反論した。

「なんだか、これから電気椅子に座らされるような気分だわ。私には友人がいて、人々はその人を人種差別主義者だと思っている。だから私も同じにされるの? 私とどう関係があるっていうの?」

さらにシャロンは感情的になり「彼が人種差別的なことを言った? 教えてよ。これから何度でも聞くわ」と言い放った。

一方のシェリルは落ち着いた様子で「それは正確には人種差別ではなく、人種差別的な意味合いが含まれた言葉だということで、私はそれに反論しているだけよ」と返答している。

この2日後にシャロンは謝罪文を発表。番組では「人種差別的だと非難されるのではという恐怖心でパニックになり、身構えてしまった」と説明し、「私の発言によって不快にさせた有色人種の方々や、混乱や失望させてしまった方々に心から謝罪します」と述べた。

ちなみに同番組はこの件を調査するため現在は放送を休止しており、現地時間4月12日に再開予定という。

画像2、3枚目は『The Talk 2021年2月17日付Instagram「We hope you’re having a great day and spreading joy on #KindnessDay」、2021年3月4日付Instagram「Our hosts looking absolutely FABULOUS today!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)