中国のポータルサイトに、日本が清潔な国になった背景には東京五輪の開催があったとする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国のポータルサイト・百度に17日、日本が清潔な国になった背景には東京五輪の開催があったとする記事が掲載された。

 記事は、日本の清潔さについて汚れが目立たないミキサー車などの大型車両、チリやホコリが舞い散ることのない工事現場、白い靴で歩き回っても簡単には汚れない街といった点に現れていると紹介した。

 また、清潔な環境が保たれている主な要因として、毎日のように入浴し、衣服を着替える習慣、玄関で靴を脱ぐ習慣、食用油を生活排水として垂れ流さないこと、小さいころから環境を守り清潔を心がける教育が行われていること、そしてごみの分別が徹底していることなどを挙げている。

 その上で、日本人が環境の美化を強く意識するようになったのは、1964年の東京五輪が大きなきっかけになったと指摘。それまでの日本では、所構わずごみを捨てる、立小便するといった行為が当たり前のように存在していたほか、経済成長を優先させたことにより大気や水質の汚染も深刻化しつつあったと伝えた。

 そして、東京五輪の開催が決まると、世界各国からやってくる選手や観客に日本の良いイメージを持ってもらうために、開催地の東京で「首都美化運動」が始まったと紹介。街にあふれていたごみを減らすなど、市民を総動員しての環境改善作戦が繰り広げられ、この取り組みが全国へと広がっていったのだと説明している。

 記事は、日本が世界で最も清潔な国の一つであるとともに、最も静かな国の一つでもあると評した上で、どのようにして現在の「清潔で静かな国」が形成されたのかを含め、中国にとって参考にできる部分はまだまだ多いと結んだ。

 戦後およそ20年という区切りの時期に盛大に開かれた東京五輪は、戦後の日本のイメージを転換させる象徴的なイベントとなった。政府や組織委員会が今年の開催に向けて準備を進めている2度めの東京五輪は、はたしてどんなことを象徴するイベントとなるだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)