【挙って】って読める?読めない!「読みたい漢字ファイル」vol.9

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その言葉を単独で差し出されたら読める人はほとんどいないかも?という、読めないけど読めたら自慢できそうな“難読漢字”をクイズ形式で紹介していきます。

今回は、普通はひらがなで表記されることが多いこの漢字から。

「北斗の拳」の「拳=けん」? じゃなくって選挙の「挙=きょ」でしょ?

はい、まぎらわしいこの二つの漢字。よくよく見れば上の部分が全然違うんですけどね。

「拳=けん」のほうは「こぶし」とも読みます。にぎりこぶし、ゲンコツの「こぶし」です。

では今回の漢字の「挙って」のほうをみてみましょう、こちらは「選挙」の「挙」。他には「手を挙げる」、「結婚式を挙げる」などの「挙げる=あげる」とも読みます。でも「挙って」は「あがって」じゃないところが難読漢字ならでは。

ではヒントを。ハロウィンも終わり、クリスマスシーズンももうすぐ。となると、よく聞こえてくる賛美歌に、この言葉が使われているものがあります。

歌の中では古風な読み方になっていますが、意味としては同じこと。

有名な歌なので、クリスチャンでなくても一度は歌ったことがあると思いますよ。ただ意味はよくわかっていなかったかもなぁという歌です。

では答えを発表しますので、諸人挙りて迎えまつってくださいね。

正解は…

【挙って=こぞって】です。

「挙って」は「一人残らず、全員で」という意味。例えば村祭りなどの描写で「村人が挙って参加した」などと使われますが、「こぞって」とかな表記されていれば誰でも知っている言葉ですよね。

ちなみに先ほどの賛美歌「もろびとこぞりて」の「こぞりて」は、「挙って」の古い言い方です。この歌は「ずっと待っていた救い主が生まれたので、皆さん一人残らず一緒にお迎えしましょう」というお祝いソング。

お買い物中のB G Mなどでこの歌がかかったら、今年は頭の中に「挙りて」の文字を浮かべてくださいね…


では二問目です。

これはかなりの難問じゃないでしょうか。よほどの難読マニアなら、頭の片隅に残っているかもしれませんけど、日常生活ではほぼ必要ない知識!?

でも日常的に食べているものなんですよね。そう、食べ物です。

使われている漢字の中でヒントになるものといえば「玉」でしょうか? 読み方というよりも、そのモノの状態を指しています。ツヤツヤとしてまるで宝石(玉)みたいなアレ。

こーんなものがぎっしり詰まっているなんて、もしゃもしゃした外側からは想像できない中身、なんでしょう。というこの一文にも隠れたヒントが!

「となりのトトロ」の中にも出てきましたね。メイちゃんが物騒な言い間違いをしていたあの野菜! スナック菓子になるとポップだったりとんがってたりもしますね。

これでもうすっかりおわかりなのではないでしょうか。

正解は…

【玉蜀黍=とうもろこし】です。

元々日本には、もろこし(蜀黍)という植物があったそうなのですが、16世紀に現在のようなとうもろこしが日本に入ってきたときに、それまでのもろこし(蜀黍)と区別するために「玉蜀黍」と呼ぶようになったとか。

あの薄皮をむくと出てくるツヤツヤの黄色い粒が、宝石(玉)のように見えたのかもしれませんね。なかなかセンスの良い当て字では?と上から発言で失礼いたしました。

それではまた次回をお楽しみに…

文/伊波裕子


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