晴れて夫婦となった超高齢の2人(画像は『fox8news 2019年7月3日付Twitter「‘We fell in love with each other’: 100, 102-year-olds get married at Ohio assisted living facility」』のスクリーンショット)

写真拡大

昨今の日本ではアラサー、アラフォー、アラフィフといった中高年層の婚活の厳しさを訴える声がよく聞かれる。だが、年齢だけで結婚を諦めるのは少々早計かもしれない。このほどアメリカで約1年間の交際を経て、100歳と102歳のカップルが結婚式を挙げた。米オハイオ州のサービス付き高齢者向け住宅で出会った2人は、地元メディアのインタビューに「100歳を超えて恋に落ちるなんて思いもしなかった」「ロマンスに年は関係ない」と語り、互いへの想いを明かした。

先月26日、オハイオ州トレド近郊シルバニアにあるサービス付き高齢者向け住宅「キングストン・レジデンス」におめでたいニュースが舞い込んだ。入居するジョン・クックさん(100歳)とフィリスさん(102歳)が晴れて夫婦となったのだ。

つい最近100歳を迎えたばかりの新郎ジョンさんは、第二次世界大戦に従軍した退役軍人で「実は式を挙げることは全く考えていなかったんだ。結婚許可証の申請先で『せっかくだから式も挙げましょう』と言われて、そのまま勢いにまかせてしまったよ」と夫婦となったいきさつを地元メディア『NBC 24 WNWO』に明かしている。

新婦となったフィリスさんはウェストバージニア州出身の102歳。8月8日に103歳の誕生日を迎えるが、「実を言うと、ジョンと私は恋に落ちたの。100歳を超えて結婚するなんてあり得ないっていう人もいるでしょう。でも私たちは恋に落ちてしまったのよ」と、ときめく気持ちを熱く語っている。フィリスさんの母親は106歳で亡くなったそうで「まだまだ元気で長生きをしたいわ。ロマンスに年は関係ないのよ」とさらりと言ってのけた。

ジョンさんもフィリスさんも共に3度目の結婚で、これまでのお相手はみな他界している。2人とも移動には電動車椅子を使用しているが、100年を生きているとは思えないほど実にハツラツとしている。

ジョンさんは「私たち2人には共通点がたくさんあってね。一緒にいてとても楽しいんだよ」と述べており、毎日美味しいものを食べ、日光浴をし、お互いに助け合い、第2ならぬ第3の人生を満喫しているようだ。また2人にはうまくやっていく秘訣があるそうで、フィリスさんは「ジョンは2階、私は1階に住んでいるの。適度な距離感を保つことが大切なのよ。これは結婚しても変わらないわ」と語っている。

ちなみにイギリスでは4年前、103歳と91歳のカップルが誕生している。また同年、夫110歳、妻103歳のインドのカップルが結婚90周年を迎えて話題になった。

画像は『fox8news 2019年7月3日付Twitter「‘We fell in love with each other’: 100, 102-year-olds get married at Ohio assisted living facility」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)