【漢字トリビア】「烏(カラス)」の成り立ち物語
「漢字」、一文字一文字には、先人たちのどんな想いが込められているのか。時空を超えて、その成り立ちを探るTOKYO FMの「感じて、漢字の世界」。今日の漢字は「烏(からす)」。
規律や団結力がない集まりのことを意味する言葉「烏合(うごう)の衆」。
「烏合」の「烏(ウ)」は音読みです。

「烏」という漢字は「鳥」の字をもとに作られたため、見た目はそっくり。
違いは「鳥」という字の四画目にあたる横線一本の存在です。
「鳥」という字は、鳥の形を描いた象形文字ですが、
この一本の線は、鳥の「目」を表しているといいます。
でも、カラスの場合は全身が真っ黒で、顔の中の目の部分が見えません。
そこで、「鳥」という字から「目」を意味する一本の横線をとって、
「烏」という漢字ができたのです。
日本では、カラスの鳴き声を「カア、カア」と表現しますが、
古代中国の人々は、「アア、アア」と表現しました。
そこから、嘆いたり、感嘆したりしたときに出る人間のため息を、
「烏」に「呼ぶ」と書いて「嗚呼(アア)」と読むようになりました。
象形文字である「鳥」という字の「目」を表す一本の横棒をなくし、
全身が真っ黒で目の部分が見えないカラスを示しています。
かつて、神武天皇が大和の国をめざして熊野に降り立った際、
道案内をしたのが一羽の大きなカラスだった、というのは有名な神話です。
それが、いわゆる「八咫烏(やたがらす)」。
「やたがらす」の「た」の字は「咫(あた)」という漢字で、
およそ18?を示す長さの単位。
八つの咫と書く「八咫烏」は、全長およそ140?もある巨大なカラスでした。
一方、古代中国では、金色のカラスが太陽の使者であるとされてきました。
そのカラスは「陰陽五行説」でいうところの「陽」の数、
つまり、奇数である3本の足をもつ「三足烏(さんそくう)」。
人々は太陽の黒点がカラスの姿だと信じ、
夕暮れになると沈む太陽に向かって帰ってゆくのだと思っていました。
なのに今や、日本では害鳥扱いされているカラスたち。
春から初夏にかけてヒナ鳥が生まれ、親ガラスたちの気も立っているようです。
学習能力もある知的な彼らとなら、
共存する道を探ることができないものか……、頭を悩ます日々が続きます。
漢字は、三千年以上前の人々からのメッセージ。
その想いを受けとって、感じてみたら……
ほら、今日一日が違って見えるはず。
4月20日(土)の放送では「蓬(よもぎ)」に込められた物語を紹介します。お楽しみに。
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【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】 http://www.tfm.co.jp/link.php?id=7120
聴取期限 2019年4月21日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ http://www.tfm.co.jp/timefree_pr/)
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
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<番組概要>
番組名:感じて、漢字の世界
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時 :TOKYO FMは毎週土曜8:20〜8:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
パーソナリティ:山根基世
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/kanji/
規律や団結力がない集まりのことを意味する言葉「烏合(うごう)の衆」。
「烏合」の「烏(ウ)」は音読みです。

「烏」という漢字は「鳥」の字をもとに作られたため、見た目はそっくり。
違いは「鳥」という字の四画目にあたる横線一本の存在です。
この一本の線は、鳥の「目」を表しているといいます。
でも、カラスの場合は全身が真っ黒で、顔の中の目の部分が見えません。
そこで、「鳥」という字から「目」を意味する一本の横線をとって、
「烏」という漢字ができたのです。
日本では、カラスの鳴き声を「カア、カア」と表現しますが、
古代中国の人々は、「アア、アア」と表現しました。
そこから、嘆いたり、感嘆したりしたときに出る人間のため息を、
「烏」に「呼ぶ」と書いて「嗚呼(アア)」と読むようになりました。
象形文字である「鳥」という字の「目」を表す一本の横棒をなくし、
全身が真っ黒で目の部分が見えないカラスを示しています。
かつて、神武天皇が大和の国をめざして熊野に降り立った際、
道案内をしたのが一羽の大きなカラスだった、というのは有名な神話です。
それが、いわゆる「八咫烏(やたがらす)」。
「やたがらす」の「た」の字は「咫(あた)」という漢字で、
およそ18?を示す長さの単位。
八つの咫と書く「八咫烏」は、全長およそ140?もある巨大なカラスでした。
一方、古代中国では、金色のカラスが太陽の使者であるとされてきました。
そのカラスは「陰陽五行説」でいうところの「陽」の数、
つまり、奇数である3本の足をもつ「三足烏(さんそくう)」。
人々は太陽の黒点がカラスの姿だと信じ、
夕暮れになると沈む太陽に向かって帰ってゆくのだと思っていました。
なのに今や、日本では害鳥扱いされているカラスたち。
春から初夏にかけてヒナ鳥が生まれ、親ガラスたちの気も立っているようです。
学習能力もある知的な彼らとなら、
共存する道を探ることができないものか……、頭を悩ます日々が続きます。
漢字は、三千年以上前の人々からのメッセージ。
その想いを受けとって、感じてみたら……
ほら、今日一日が違って見えるはず。
4月20日(土)の放送では「蓬(よもぎ)」に込められた物語を紹介します。お楽しみに。
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聴取期限 2019年4月21日(日) AM 4:59 まで
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放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時 :TOKYO FMは毎週土曜8:20〜8:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
パーソナリティ:山根基世
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/kanji/
