レオパレス21が1993年から2001年にかけて建設した建物で施工不備が相次いでいる問題について、外部の弁護士による調査委員会がまとめた中間報告が明らかになった。NHKニュースが報じた。

設計や開発の担当者へのヒアリングなどから、当時の社長の指示のもと、外壁などに設計図と異なる材料を使う方向性が示されたとしている。

学生や社会人の新生活が始まるタイミングに建物の完成が間に合うよう、工期の短縮が求められていたことが背景にあるとみられると指摘した。

「不備の原因・背景となる問題は会社の一部の部署にとどまるものではなく組織的・構造的に存在していた」と結論づける一方で、「意図を持って組織的に行われていたかどうかは、さらに調査が必要だ」としている。

レオパレス施工不備 当時の社長指示が背景に 中間報告(NHKニュース)