「バルセロナは犯罪者」主力MF引き抜き報道のサントスがFIFAに抗議

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 サントスが、ブラジル代表MFルーカス・リマとバルセロナの間に持たれた交渉に問題があったとしてFIFAに抗議を行ったようだ。スペイン紙『マルカ』が27日に伝えている。

 来年1月のバルセロナ入りが報道されているL・リマについて、サントスはバルセロナが交渉を始めた日付に問題があるとしているようだ。

 基本的に契約が切れる6カ月前からクラブは自由に選手と交渉ができる。L・リマの契約は今年の12月31日までとなっており、自由に交渉ができるのは7月1日からとなっている。

 同紙はブラジルメディア『GloboEsporte』の報道を引用し、サントスはすでにL・リマとバルセロナの間に合意がなされたという報道には慎重な姿勢を見せているものの、バルセロナがFIFAの移籍に関するルールを破って選手にアプローチを行ったと確信しているようだ。

 同紙によるとサントスは「バルセロナは常習の犯罪者である。この件は法律担当の手の中だ」と声明をだしているという。

 なお、L・リマの代理人はFWネイマールの父親。そして、同選手の妹であるラファエラさんと交際していた過去もある。ネイマールとはサントスや代表でともにプレーしていたが、公私ともに深い関わりを持つ間柄にある。

 L・リマは1990年生まれの26歳。2014年からサントスでプレーする左利きのチャンスメイカーで、2015年9月にブラジル代表デビューを果たした。昨年6月に開催されたコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016では、ネイマールがリオデジャネイロ・オリンピック出場を優先したために空き番となった背番号「10」を着用。昨年夏の移籍市場ではミラン移籍の可能性も取り沙汰されていたが、サントスでのプレーを続けている。