【海外発!Breaking News】生まれつき女性器が欠損 「ロキタンスキー症候群を理解して」とギリシャの27歳女性
ギリシャのアテネに暮らすジョアンナ・ジアノウリさん(27)もその症候群に悩んできたひとり。14歳になっても初潮が訪れず、16歳の時に彼女の体を診察した医師からは「子宮体部、子宮頸部、膣のいずれも存在しない。遺伝子の突然変異が疑われる」と告げられていた。子作りは難しくても普通の女の子として恋愛くらいはさせてあげたいという周囲の気持ちもあり、ジョアンナさんは17歳になってから形成外科分野の手術を受けることに。医師は彼女の体に膣を作ってくれたが、会陰があまりにも小さくボーイフレンドの体を受け入れる時の痛みはひどいものがあったため、さらに切開が必要であったという。
その後はどうにかスムーズな性行為が可能になったが、ジョアンナさんが男性との交際で精神的な満足感を得たことはほとんどなかった。この女性器は作り物といった罪悪感や恥ずかしさ、事実を知られたらどうしようという不安、そして何より自分自身に女性としての価値や自信を見出すことができなかったそうだ。そして21歳の時には婚約に至った相手もいたが、勇気をもって事実を告げたところ彼はひるんで逃げてしまった。
「私が苦しむのはここがアテネだから。人々は精神的にとても保守的で閉鎖的、まるで中世の人々みたいだわ。かつて私もこの苦しみを誰かに聞いて欲しくてたまらなくなり、2人くらいの女性に悩みを打ち明けたことがあるの。どちらも恐れをなしたのか、私の前からいきなり消えてしまったわ。」
手術やたくさんの悲しい経験を経て現在のジョアンナさんは交際5年のボーイフレンドと穏やかな愛情で結ばれている。彼は「子供は無理しなくても」と言ってくれるが、ジョアンナさんは里親、代理母出産などにも興味があるそうだ。「これは神様が与えた試練と人生の勉強ね。でも素晴らしい男性にも巡り合えたし、この症候群に苦しめられている女性たちの中で私は最も幸せだと思う」と語ると美しい微笑みを湛えたジョアンナさん。もっとも彼女の母親は「私が妊娠中に何か誤ったことをしてしまったのかしら」といまだに落ち込んでおり、その姿を見ることだけは辛いという。
出典:http://www.bbc.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
