学生の窓口編集部

写真拡大


早稲田大学と慶應義塾大学は日本を代表するライバル校として知られています。「早慶戦・慶早戦」といえば両校の応援が最高潮に盛り上がり、OBの皆さんはじめ多くのファンが期待するカードですね。そこで、今回は両校の選手をスタンドから励ます応援部・應援指導部の主将にインタビューしました。

早稲田大学応援部 代表委員主将の中谷篤人さんと、慶應義塾大学應援指導部 主将の堤史門さんにお話を伺いました。

↑堤史門主将(左)と中谷篤人主将(右)

■お互いの応援を見てどう思う!?

――お二人は早慶戦・慶早戦のたびに顔を合わされると思うのですが、早慶戦・慶早戦は年に何回ぐらいあるのでしょうか?

中谷主将 そうですね、30-40回ぐらいじゃないでしょうか。もちろん年によって違いますけれども。

堤主将 あと必ず顔を合わせるというわけではないんです。種目によって開催日が重なったりすると応援も手分けしないといけませんので。

――なるほど。お互いの応援を見て、どんな感想を持たれていますか?

中田主将 そうですね、まず、慶應義塾大学の応援はしっかりコミュニケーションが取れている感じがします。また、慶應義塾大学の応援はよく「スマート」だといわれます。六大学で比べても慶應義塾大学だけは異質で、他の大学は応援の傾向が似ているといわれるんです。慶應義塾大学は無駄がない応援ですね。

堤主将 早稲田大学の応援は「スマート」とは反対の言葉で表現できると思います。悪い意味ではなくて「泥臭い」、そして高い熱量があるように思います。また「安定感」があります。そこが素晴らしいですね。

■応援部・應援指導部ってどんなところ!?

――お二人が応援部・應援指導部に入ったきっかけは?

中谷主将 私は、高校時代に部活で早稲田大学の試合を見に行きまして、そのとき早稲田側で観戦したのですが、そのときに応援にじかに触れて感銘を受けました。それで早稲田大学に進学して応援部に入ろうと思いました。

堤主将 私は中学・高校と慶應の付属なのですが、中学3年生のときに慶應が甲子園に出たのでその応援に行き、應援指導部に入りたいと思いました。それで高校では應援指導部に入りました。大学でもやはり入部しました。

――堤さんは高校からずっと應援指導部なのですね! 大学の応援部・應援指導部に入ってみてどう思われましたか?

中谷主将 もっと理不尽なところがあるのかと思っていましたが、そうではなかったですね。誰からも愛される部を目指して活動していますので。

堤主将 時代に即して応援部も変化しています。現在は部員を大事に、継続していける部になっています。練習は厳しい部でもありますが、そればかりというわけではなく、真面目なとき、ユーモアが求められるとき、何をするときも全力です。

■主将として大変なのは精神的重圧!

――応援部・應援指導部の主将を務めて大変だったことはどんなことですか?

中谷主将 1年生から4年生まで応援部で過ごしたわけですが、4年生になり主将になってからが一番つらかったですね。精神的な重圧といいますか……やはり自分が出ていかないと物事が決まらなかったり、進まなかったりしますので。

堤主将 私も同感です。学年が上がれば上がるほどきつくなる感じでしょうか。精神的なプレッシャーが大きくなりますね。


■あの話題になったポスターは慶應義塾大学発案!

――2015年は早慶戦のポスターが話題になりましたが、あれはどんな経緯でできたのでしょうか?

堤主将 あれはうちから早稲田大学さんに持ち掛けたんです。

――そうなんですね! 5種類あるポスターのどれにもかなり刺激的なキャッチコピーが並んでいましたが、あれはお互いに出し合ったんでしょうか?

中谷主将 いえ、それも慶應さんからの提案がまずあって……。

堤主将 はい。私と2年上の先輩で考えたものを早稲田さんに提案して、それを了承してもらったという進行でした。

――そうだったんですね! あのポスターの効果はいかがでしたか?

堤主将 おかげさまで大変に盛り上がりました。現役学生だけではなく、広くOBの皆さん、一般の方々にも認知が広がりまして、5月30日の慶早戦には3万4,000人、5月31日の慶早戦には3万人の方が球場にいらっしゃいました。

■応援部・應援指導部あるある!?

――最後に「応援部・應援指導部あるある」があったら教えてください。

中谷主将 これは堤さんも同意すると思うのですが、いつも詰め襟を着ていますので私服がないんですよ(笑)。12月17日には引退しますので、それ以降は私服なんですが着るものがない、という状態です。

堤主将 私は明日(12月13日)に引退なのですが、明後日からは私服に悩むことになりそうです(笑)。

中谷主将 正月に休めないことも「あるある」でしょうか。「箱根駅伝」の応援をしないといけませんので。母親から「正月ぐらい帰ってきなさい」と言われるんですが、やはり帰れませんよね。

堤主将 うち(慶應義塾大学)は残念ながら箱根駅伝の本戦には出られませんでしたので正月は休めましたけど(笑)。

――そういうこともあるんですね。ありがとうございました。

↑お互いにアッパーカットを入れる主将。お願いしてこのような写真も撮影してみましたが、お二人とももう主将を引退されノーサイドです!

↑がっちりと握手を交わす、堤主将(左)と中谷主将(右)。長い間、お疲れさまでした! お二人の活躍は両校の後輩に受け継がれていくのです。

*……当記事の取材は2015年12月12日に行いました。

(高橋モータース@dcp)