学生の窓口編集部

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12月22日放送、「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)では、蛍光灯からLEDへの移行について。

急速に普及するLEDの影で、蛍光灯が消えようとしている。ビッグカメラ有楽町店では、全フロアで蛍光灯からLEDへの転換中。費用は6,000万円〜7,000万円かかるものの、電気代の使用料は年間で1,600〜1,700万円の削減が可能となる。省エネに繋がる設備投資には、国からの補助金もある。工事費の1/3にのぼる補助金が出る予定だ。

ゴミとして集められた蛍光灯は、粉砕・分別されてアルミや鉄などが回収され、硝子の半分は蛍光灯のガラスに戻し、残りは断熱材の原料として売却される。また蛍光灯の内側に付着した光を出す蛍光体と呼ばれる物質も回収される。蛍光体には湯具合な水銀が含まれ、リサイクルで取り出す必要がある。

一般家庭でもLEDへの転換が進んでいる。自治体では蛍光灯の回収と適正処理に苦慮している。蛍光灯のリサイクル率は3割程度で、大部分は埋め立て処理されている。だが最終処分場のキャパシティには限界があり、大量の蛍光灯の破棄で危機に瀕する可能性がある。

LEDの歴史は、今から100年以上前の1907年にイギリス人のラウンド氏が炭素ケイ素結晶に電圧を加えた時に発光することを発見したのが最初だった。1962年には、アメリカのゼネラル・エレクトリック社のニック・ホロニアック氏が赤色LEDを発券。1970年代までに赤、黄色、橙(だいだい)、黄緑などの各色LEDが誕生。

LEDで白色あるいはフルカラーを発光させるには、青色LEDが必要だった。そこで1985年には、赤崎勇氏と天野浩氏が青色LEDに必要な窒化ガリウム(GaN)の単結晶化に成功し、1989年に青色LEDを開発した。現在の青色LEDにつながる高輝度青色LEDは、ノーベル賞を受賞した中村修二氏によって1993年に開発された。1995年以降は、この青色LEDから黄色蛍光体を加えた白色LEDが開発され、さらに紫外線LEDとRGB発光体による白色LEDも開発されている。

酸化亜鉛を用いた青色LEDの開発にも2004年に成功しており、高コストが課題の窒化ガリウムに取って代わるものとして期待されている。