あの決めぜりふを英語にすると? 半沢直樹、銭形警部の名言は英語で……
●「人の善意は信じますが、やられたらやり返す、倍返しだ。それが私の流儀なのでね」
I believe in benevolence, but if you are hurt, give tit for tat. I'll pay you back double. That is my way.
「you」という言葉を使っていますが、「あなた」という意味ではありません。一般的な人の意味で「You」がよく使われます。覚えておくとよいでしょう。

●「いや、やつはとんでもないものを盗んでいきました。……あなたの心です」
Yes, he did. He has stolen something most precious. ...Your heart.
『ルパン三世 カリオストロの城』で銭形警部が言った有名なせりふです。「いや」がなぜ Yes なのかがポイントです。
この前に、クラリスが「彼は何も盗んでいません」と言っているからです。文字どおり No と言ってしまうと、英語では「そのとおり、盗んでいません」という意味になってしまうのです。
日本語と英語とでは、否定疑問文の答が逆になるので気を付けましょう。例えば、「Don'y you see it?」(それが見えませんか?) と聞かれたとき、日本語なら、「はい見えません」と答えますが、英語では「No, I don't.」となります。
●「僕は、争い事は嫌いです。ですが、売られたけんかは買いますよ。そして必ず……勝ちます」
I don't want any trouble. But, I will do it if I am dared to, and ... win at any cost.
『相棒』の杉下右京の名ぜりふです。争い事は嫌い、売られたけんかは買う、必ず勝つ、などには英語にも決まり文句があります。覚えておくと便利かもしれませんが、こんな言葉を使う場面には遭遇したくありませんね。
●「お前らのやったことは、まるっとお見通しだ!」
I see perfectly through what you have done!
『トリック』の山田奈緒子が事件を解決したときの決めぜりふ。いろいろなバージョンがありますが、あえて訳しづらい「まるっと」が入ったものを選んでみました。お見通しは、「see through」、「perfectly」でまるっと、という意味合いを付け加えました。
●「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」
The incidence is NOT occuring in this meeting room. But it's doing in the crime scene!
『踊る大捜査線』の青島俊作の有名なせりふです。中学でも習う「Not but」の構文なので、分かりやすいですね。この英語訳のポイントは「doing」です。英語は同じ言葉を繰り返すことを嫌がります。同じ言葉を繰り返す文章は、おばかさんが書いたように思われてしまいます。
なので、別の言葉に置き換えます。「occuring」は動詞なので「doing」とするわけです。
●「同情するなら金をくれ」
If you really care me, give me your money.
ドラマ『家なき子』で有名になったせりふです。「care」とは相手を気遣うことです。よく「 I love you」 の代わりに「I care you」と言ったりします。「give me your money」は、ほどんど強盗の口調ですが、ここはそれがピッタリでしょう。
●「よお、相変わらずばかか?」
Yo! Are you guys still fool?
おなじみフーテンの寅さんのあいさつです。よお、が英語でも「Yo」なのは面白い点です。直訳すると「まだばかやってんの?」という意味になります。
ばかの訳はいろいろありますが、やっぱり「fool」が日本語のばかに一番近いのではないでしょうか。ちょっとキツイけど、「もう、ばかーん」(You fool) みたいにちょっとふざけたニュアンスで使うこともあります。
よく耳にする言葉を英語にしてみると、いろんな勉強になります。皆さんも、楽しく英語で遊びましょう。
(金だらい@dcp)

