株式会社新潮社江戸のメディア王・蔦屋重三郎と近代日本の先駆者と評されるも毀誉褒貶の激しい老中・田沼意次。NHK大河ドラマ「べらぼう」で話題の二人に、日本のダ・ヴィンチ、平賀源内も登場。『放浪大名水野勝成』『ふたりの本多』『高虎と天海』などの歴史小説で高い評価を受ける歴史作家の早見俊が、田沼意次が権力の絶頂にあった天明四年(1784)から六年までの二年間を中心に、その権力基盤がもろくも崩れ去る姿と蔦屋重