田辺誠一さんがLINEスタンプのデザインを特別公開! ついでに絵を描いてもらったら本当に“画伯”だった
俳優、映画監督として多彩な才能を持つ田辺誠一さんが、このほど、LINEクリエイターズマーケットへの参加を表明しました。数々のソーシャルメディアで絵の腕前を披露し、ファンの間では“画伯”と呼ばれるほど好評を博しています。

そんな田辺さんに、現在(10月)申請中のオリジナルスタンプについて話を聞きました! ついでに、その場で絵まで描いてもらっちゃいました。

※11/6(木)追記。 田辺さんのスタンプが発売されました。
かっこいい犬。 ⇒ http://line.me/S/sticker/1036681


お気に入りは「パンパカパンツ」! 自作キャラクターへの強いこだわり



――LINEは、どのくらい利用されていますか?

田辺:最近は、ドラマに参加したりすると、その作品のメンバーでグループを作ったりするんですよ。

撮影期間中に情報を共有することもあるし、撮影が終了した後に集まったりする時に使います。もちろん友達とLINEでやり取りすることもあります。

お気に入りのスタンプは…「パンパカパンツ」かな。動くからカワイイですよね。あとは、普通に「ふなっしー」とかも使っています。

田辺誠一さんのお気に入りスタンプ


(1)パンパカパンツ アニメーションスタンプ

(2)ふなっしー

――今回は、そのスタンプをご自身で描かれたわけですが、制作時に何かご苦労はありましたか?

田辺:ツイッター向けに描く時は、スマホを使って指で描いています。ただ、今回は、色を塗ったりする行程があるので液晶タブレットにペンで描きました。そのおかげで普段よりはかなりディテールにこだわれました。

――どの絵が印象に残っていますか?

田辺:「自転車」も構図が大変でした。よく見ると、実はハンドルを握っていないし、サドルもない。


田辺:ペダルに足が届いてもいません。


田辺:描いてる内にそうなっちゃったんですが……、全体としてはなるべく分かりやすく描くように心がけました。第一弾ですから、普段使いやすそうなものにしてみました。出来上がりは満足しています。

――ということは、ご自身でも自作スタンプが出たら使うご予定ですか?

田辺:もう、バリバリ(笑)。自分ならどう使うだろうと考えながら描いていたので、早く使いたいです、周りの人にも「どういうのがあったらいい?」と聞き回りました。「です」っていうスタンプも、いろいろ使えそうだなと思って、40個の中に入れてみました。ちょっと気を使う相手に軽いノリのスタンプを送っちゃっても、最後にこれを付けとけばオールOK……です。たぶん。

“画伯”と呼ばれて、本当のところどう思っているのか



――メインとなる犬のキャラクターのほかに猫や人間らしい絵も見られますが、どういうイメージのもとで描かれたのでしょう?

田辺:「かっこいい犬。」というシリーズ名にしました。主人公は「もっちー」です。人間の飼い主の「田中さん」。猫は「クッキー」。女の子はもっちーの恋人で「吉川さん」という名前にしました。

田中さんのところに、ある日、犬が住み着いて……という感じの設定です。ちなみに、田中さんの家は架空の町・つぶ谷区自由犬が丘にあります。

――何だか不思議ですけど面白い世界観ですね。楽しんで描かれたのが伝わってきます。ズバリ、田辺さんにとって絵を描くとはどういう行為なんでしょうか?

田辺:絵を描いて誰かに見せるというのは、すてきなコミュニケーションだと思っています。ですから、絵に何か足りないところがあっても見て下さる方の想像やツッコミで間が埋まって成立するというのは、インターネット時代ならではのコミュニケーションで面白いです。ですので“画伯”と呼ばれて、僕の絵を楽しんでいただけるのはうれしいですね。


田辺:絵って、描いた人のエネルギーが伝わると思うんです。ザラザラしている気持ちで描いたら、そのザラザラ感が伝わってしまう。

僕の場合、ニヤニヤしながら描いていることが多いかもしれません(笑)。その時に描いている絵に対してもそうですが、これから描こうとしているものを想像しながら笑ってしまうんです。

「かっこいい犬。」の設定を考えていた時もそう。もう、妄想が先走って筆が追いつかないこともあるんです(笑)。僕のスタンプを使って楽しい気分になってもらえたら幸いです。

“あの絵”は本当に田辺さんが描いているの? その場で描いてもらった



――いまここで、LINEキャラクターの絵を描いてみて頂いてもいいでしょうか。

田辺:あ、いいですよ。


タブレットをお渡しすると、中央に楕円形を描き始めました。 ※田辺さんは何も見ずに描いています。


楕円の中に「バツじるし」。雲行きが怪しくなってきました……。でも、田辺さんの筆に迷いはありません。


完成形が見えてきたのか、心なしかニヤけているように見える田辺さん。


最後に、サインを書き込んで。


完成です!

田辺誠一さん作「コニー」



か、かわいい! とても味のある、うさぎの「コニー」。やはり、田辺さんの絵は、本物でした。

自身初のミュージカルに出演! でも「残念ながら歌いません」



――12月には、舞台に出演されるんですよね?

■出演舞台

「キレイ―神様と待ち合わせした女―」
上演期間:12月5日(金)〜30(火)
上演会場:Bunkamura シアターコクーン
公式サイト:http://otonakeikaku.jp/kirei2014/


田辺:はい。松尾スズキさんの脚本&演出ということもありますし、出演者も多岐にわたっているので、いい意味でゴチャゴチャした作品です。エネルギーが溢れています。僕にとっては初ミュージカルなんですが、残念ながら歌いません(苦笑)。歌いたかったんですけどね。

……とにかく、近未来の混沌とした世界を舞台にした作品です。僕の役はマジシャンで、かなり得体の知れないキャラクターになっています。独特の世界観を楽しんでください。

――楽しみにしています。ありがとうございました!

田辺誠一さんのクリエイターズスタンプは10月27日現在、審査中です。もしリリースが決まりましたら、改めて、「LINE Creators Magazine」などでご案内させていただきます。

■プロフィール

田辺誠一(たなべせいいち)  1969年4月3日生まれ。1987年に「メンズノンノ」専属モデルに選出。1992年、ドラマ「熱い胸騒ぎ 第3章 思い出のリボン」で俳優デビュー。以降、ドラマ、映画、舞台、CMなど多数の作品に出演するほか、映画監督・脚本家としても活躍。放送中のドラマ「ディア・シスター」(フジテレビ系)にも出演しています。

(撮影/大川晋児 取材・文/大小田真)

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