著作権問題も解決したユニクロ「UTme!」でスマホでオリジナルTシャツを作ってみる

写真拡大 (全8枚)

世界にたった1枚、自分だけのオリジナルTシャツがスマホだけで作れる。そんな楽しいアプリがユニクロの「UTme!」だ。もちろん今までにも、オリジナルTシャツを作成してくれる所はあった。しかし、あらかじめデザインを作成し、データを送るという流れが一般的だ。この「UTme!」は、いい写真が撮れたとき、いいアイディアがひらめいたとき、サッとアプリを起動して、その場でパパッと作ることができるのだ。

このサービスは、サービス開始と同時に話題となった。しかし、サービス開始当初の利用規約に不備があり、作成したTシャツのデータの著作権を利用者に行使を認めない内容といなっていたことからネットで物議となった。すぐにユニクロ側も規約を改定し、現在は制作者の著作権は認められている。

ということで、肝心のサービスの中身がどれだけ使えるのか見てみよう。

●まずはグラフィックを作る
UTme!では、絵の具で色を塗る「PAINT」、文字を入力する「TYPOGRAPHY」、画像を使用する「PHOTO」の3つの方法でグラフィックを作ることができる。

まずは「PAINT」。いくつかの色を組み合わせたカラーパレットが用意されているので、好きなものを選んで、指で描いていく。絵の具が飛び散って意外な効果が出てくることも。自分で好きな色を選べないのが残念ではあるが、逆に決められた中で工夫していくのもおもしろい。


絵の具の飛び散り方がいい感じ


「TYPOGRAPHY」では、キーボードから文字を入力する。文字の大きさは文字数により自動的に変わるので、指定することはできない。色は1文字ずつ変更可能だ。入力した文字は、左揃え、左右中央揃え、右揃えに揃えることができ、上か上下中央か下に配置できる。もうちょっと自由度があるとうれしいのだが仕方ない。


文字は1文字ずつ色を変えられる


そして最後に「PHOTO」。スマホに保存されている画像を使用することもできるが、その場で写真を撮って利用することもできる。大きさや位置は自由自在、角度も変えられる。わざと領域からはみ出して配置してみるとか、いろいろ試してみるとおもしろい。


写真は拡大縮小、移動、回転と自由度が高い。


●効果を付けよう
グラフィックには、効果を付けることができる。効果の種類は「SPLASH」、「GLITCH」、「MOSAIC」の3種類。どれもスマホをシェイクすることで付けられる。シェイク具合でどんどん変化していくから、いろいろ試してみよう。


「SPLASH 」



「GLITCH」



「MOSAIC」


インクが飛び散ったような「SPLASH」、グラフィックを切り刻んだような「GLITCH」、点や四角のモザイク模様にする「MOSAIC」。

●グラフィックを重ねよう
グラフィックの作成→効果付けで1つの作業が終わる。こうやって作ったグラフィックは3つまで重ねることができる。透過して下のグラフィックを表示させたり、重なっている部分だけを切り抜いたりと、重ね方も選べる。何度でもやり直しはできるので、どんどん遊んでみよう。


グラフィックを重ねると、また違ったおもしろみが出てくる


オリジナルTシャツのデザインが完成したら、そのままカートに入れて注文できる。価格は1枚1,990円(税抜)。配送料が別途450円かかるが、3枚以上だと送料無料となる。

●規約は改訂されたが、権利関係には今後も注意をしよう
ユニクロでは、サービス開始当初、作成したTシャツのデータについて、「その著作物に関する全ての権利(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含みます)を、投稿その他送信時に、当社に対し、無償で譲渡します。」としていた。つまり、作ったデータの著作権は全部ユニクロ側のものだということだ。

さらに、著作者人格権も行使できないとなっていたため、もしもユニクロがそのデータを使って製品を作ったり、改変したりしても、文句が言えない状態だったのだ。

しかし、この件については、ネットで批判が集まったため、翌日には利用規約を改訂。現在では、著作権はユーザーに帰属するように変更させている。

また、当たり前のことだが、作成するデータに、第三者が知的財産権を所有するデータを勝手に使用してはいけない。たとえばキャラクターやロゴ、歌詞などがそうだ。自分だけのものだからといって、ついうっかり使用してしまわないよう注意しよう。