市販の35mmフルサイズ用のスチールカメラレンズを利用可能となるように設計され、1枚のイメージセンサー(撮影素子)で8Kスーパーハイビジョン(7680×4320)映像が撮影可能な1億3300万画素イメージセンサーの試作品がNHK技研公開2014に展示されていました。

展示項目20 1億3300万画素イメージセンサー | NHK技研公開2014 〜ココロ動かすテクノロジー〜
http://www.nhk.or.jp/strl/open2014/tenji/tenji20/index.html


8Kスーパーハイビジョンは、現在放送されているハイビジョンの16倍にあたる3300万画素の超高精細映像です。


これまでは8Kスーパーハイビジョン映像を撮影するには、RGB対応の3枚のイメージセンサーと色分解プリズムが必要で、カメラの小型化が困難だったそうです。そこで、1枚のイメージセンサーで8Kスーパーハイビジョン映像を撮影可能なイメージセンサーが開発されたわけ。なお、今回公開されたイメージセンサーのフレーム周波数は60Hz。


イメージセンサーの画素数を増加させると1画素あたりの面積が小さくなるので感度が低下します。なので、1億3300万画素イメージセンサーでは従来のものよりも大きなサイズのイメージセンサーとすることで1画素あたりの面積を確保し、感度の低下を抑えたそうです。


そして、撮像面の対角線が35mmフルサイズとほぼ同じくなるように設計することで、市販の35mmフルサイズ用のスチールカメラレンズが利用可能となるように設計されています。


1億3300万画素イメージセンサーではイメージセンサーの4画素で映像信号の1画素を構成しています。


ブースではこの1億3300万画素イメージセンサーを使用して映像を撮影していました。




1億3300万画素イメージセンサーの仕様は以下の通り。


光学サイズ:35mmフルサイズ
センサータイプ:CMOSイメージセンサー
有効画素数:水平15360×垂直8640
画素サイズ:2.45マイクロメートル×2.45マイクロメートル
撮像面サイズ:水平37.6mm×垂直21.2mm(対角43.2mm)
カラーフィルタ:ベイヤー配列
フレーム周波数:60Hz
階調:12bit
パッケージ:1125ピン マイクロPGA