ガチンコ・サラ対決。マクマンとカフマン戦の勝者は、ロンダ×ミーシャに絡んでくるに違いない(C)DAVE MANDEL & GONGKAKUTOGI

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4日(火・現地時間)、UFC FOX Sports 01のメイン発表ともに、8月28日(水・同)にインディアナ州インディアナポリスのバンカーズライフ・フィールドハウスで開催されるUFC FOX Sports1の第2回大会「Condit vs Kampmann 2」で、サラ・マクマンとサラ・カフマンという女子バンタム級戦がマッチアップされていることも明らかとなった。

アテネ五輪女子レスリング、63キロ級シルバーメダリストのマクマンは4月のUFC159でドイツのシーラ・ガフを相手にオクタゴン・デビュー戦を行い、4分06秒TKO勝ちを収めている。UFC女子戦史上初となる、一方的な展開で磔ポジションからのパンチでガフを下したマクマンの相手は、元ストライクフォース女子世界バンタム級王者のサラ・カフマンだ。

マクマンの7勝0敗というMMA戦績に対し、16勝2敗と倍以上のキャリアを誇るカフマンは、打撃&テイクダウン、そしてポジション&パウンドと非常に現代MMAに即したファイトを得意とする。ただし、そのテクニックの背景にはフィジカルの強さがあったため、マクマンというロンダ・ロウジーと並ぶアスリート・ボディの持ち主との対戦では、厳しい展開を強いられることも予想される。倒されてもカフマンは如何に立ち上がるか。同様にソレを許さない技術を打撃有りの戦いでマクマンが見せることができるか、注目の女子マッチだ。

また、UFC FS1 02ではTUFシーズン17ウィナーのケルヴィン・ガステラムが、ウェルター級に階級を下げてパウロ・チアゴと対戦する一戦に加え、同じTUF17組のブッダ・マクダニエルが日本大会で福田力を破ったブラッド・タヴァレスと戦う試合も発表されている。

ポスト・ロンダ×ミーシャ・テイトに限らず、磨く作業に入ったばかりの未来のドル箱=TUF勢に容赦のない、ガチで厳しい試合を組むUFC。変わりつつあるオクタゴンにあって、妥協のなさという面で変わらない厳しさを持ち続けている3カードといえるだろう。

なお、8月17日のUFC FS1 01ではラムジー・ニジェムとジェイムズ・ヴィックの一戦が行われることも改めてアナウンスされている。

■UFC FS1 02対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
カーロス・コンディット(米国)
マーティン・カンプマン(デンマーク)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン(米国)
サラ・カフマン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
ケルヴィン・ガステラム(米国)
パウロ・チアゴ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス(米国)
ブッダ・マクダニエル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイムズ・ヘッド(米国)
ボビー・ヴォルカー(米国)