ユヴェントスは欧州ベスト8に進出した。リーグではスクデット連覇に向かっており、チャンピオンズリーグ(CL)でもカルチョーポリ以前のレベルに戻った。だが、アントニオ・コンテ監督が何度も繰り返しているように、ユヴェントスはまだ先祖代々のハングリーさを満たし始めたばかりのところだ。

CL準々決勝では組み合わせ抽選が重要となる。ニヨンでのドローで、ユヴェントスが避けるべきなのは、バルセロナとレアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘンの3チームだ。ボルシア・ドルトムントとパリ・サンジェルマン(PSG)の2チームも非常に厄介だろう。手におえるのは、マラガとガラタサライの2チームだ。

ここでは、避けるべき3チームについて見てみよう。

●バルセロナ(5つ星)
ミラン戦での大逆転劇は、彼らのサイクルが終わり、そのシステムは見破られ、欧州での価値を見直すべきと主張する者への一発となった。のど元にナイフを突きつけられ、バルセロナはバルセロナに戻ったのだ。リオネル・メッシはキャリア最高の試合の一つをやってのけた。

ペップ・グアルディオラ監督が率いた4年間と比べ、きしむ声は聞こえる。守備は常に何かを許している。だが、ミラン戦でのプレッシングは、バルセロナにトップの座を取り戻させた。ユヴェントスのフィジカル、守備のソリッドさ、そして組織は、バルセロナを苦しませるかもしれない。そして、ユヴェントスはミランを上回っている。だが、コンテ監督にとって、バルセロナを倒すのは手の届かないところだろう。

●レアル・マドリー(5つ星)
信じられないチームだ。おそらく、最も深みがあり、完成されたチームである。指揮官は、まったく優勝候補ではなかったポルトとインテルで2度のCL制覇を果たした人物だ。目標を定めた彼がそれをしくじることは、なかなかないことである。そして、選手たちの意識を常にトップコンディションにもっていくことができる監督だ。

バルセロナとのクラシコ2連戦での勝利、特にコパ・デル・レイで3−1とカンプ・ノウで収めた勝利、そしてオールド・トラフォードでの勝利によって、騒動は収まった。守備ではラファエル・ヴァランがブレイク。まだ若いセンターバックだが、このポジションで世界のトップになれるだろう。カカーも復活した。ペストのように避けるべき相手だ。CLだけに全精力を傾けるだろうから、なおさらである。

●バイエルン・ミュンヘン(5つ星)
ドイツらしいソリッドさを持ち、守備では多くを受けることがなく、マヌエル・ノイアーという最高の守護神の一人がいる。中盤から前線のタレントの数は、モナコ公国の財力と争うほど。一つ例を挙げよう。トニ・クロースとトーマス・ミュラー、フランク・リベリが好調なら、アリエン・ロッベンですらベンチに座る恐れがあるのだ。

前線ではマリオ・マンジュキッチがマリオ・ゴメスの存在感を薄め、ファーストレグは出場停止となるが、ハビ・マルティネスはバスティアン・シュバインシュタイガーと中盤の底で強力なコンビを組む。守備のクオリティーも高く、サイドにはフィリップ・ラームと、頭角を現したダビド・アラバがいる。

精神力に関しては、多少の疑問がある。2012年のチェルシーとの信じられないファイナルだけではない。若いチームで、気をそらしてしまうことがある。アーセナルとのセカンドレグでもそれは見られた。