熊の胆汁を原料とした生薬、熊胆(ゆうたん)の中国国内メーカー、帰真堂が動物愛護団体などから批判を受けている問題で、同社は22日飼育場を公開、中薬業界の専門家らとともに記者会見を行った。しかし、屁(へ)理屈まがいの釈明で、疑念をかえって増幅させる結果となったようだ。鳳凰網が伝えた。

 記事は、会見では記者による厳しい質問に対して、専門家たちが「とんでもない解釈」を連発、しばしば笑いが起きたと伝えた。また、専門家や同社経営陣が質問に答えるたびに歓声が響いたが「すべて従業員によるものだった」とした。

 「胆汁を取られる熊は痛いのか」という質問では、中国薬科大学教授で国家食品薬品監督管理局のGAP(農業生産工程管理)プロジェクト発起人の周栄漢氏が「見たところ大した痛みはないと思った。胆汁は分泌物で牛乳と同じだから、授乳する母親に痛みがないのと同じ」と回答。帰真堂の張志●会長も「開口手術は耳にピアスを開けるようなものだ」と発言した(●は均の下に金)。

 これに対し記者が「痛くないというが、熊でないのにどうして分かるのか」と追及すると、張会長は「あなただって熊でないのに、なぜ痛いと分かるのか」と反撃した。

 「人工合成品に代替できないのか」という問題では、記者が「熊胆を使わないと人が死ぬ病気はあるのか」と尋ねたところ、専門家がしどろもどろに「知りません」と答えるシーンもあった。

 また、著名な中医薬専門家が「言ってしまえば、動物保護なんて、目的はそれを利用するためで、使わないのであれば価値はない。帰真堂みたいな熱心な企業がなければ、熊の胆汁は手に入らないのだ」と発言すると、会場全体から驚きの声があがったという。(編集担当:柳川俊之)