「モテキ」DVD-BOX発売記念イベントに出席した浜野謙太(左)と野波麻帆
テレビ東京の深夜ドラマ「モテキ」のDVD‐BOX発売記念イベントがこのほど、東京・タワーレコード渋谷店で行われ、女優の野波麻帆、SAKEROCK、在日ファンクの浜野謙太、大根仁監督が出席した。司会は、テレビ東京の松丸友紀アナウンサーが務めた。

当日は、DVD‐BOX購入者限定のイベントながら、会場に100人近いファンが駆け付ける盛況ぶり。大根監督が「このイベントのために用意した」という約40分のメイキング映像が放映され、野波らによる生オーディオコメンタリーが行われた。

【画像】野波麻帆がセクシー衣装で登場

撮影の裏話や、出演者についての様々なエピソードが披露されたが、中でも、セクシーな土井亜紀役を演じた野波の“エロ女優”ぶりに話題が集まっていた。

野波麻帆に「パンツ一丁になれますか」


野波は、柄ストッキングにロングニット姿で登場。太ももが露わになった衣装に、大根監督からは「今日はエロいじゃないですか」と突っ込まれていた。

ドラマの衣装は「全て自前」。Tシャツにパンツ一枚でベッドでくつろぐシーンも、自前での演技だったと明かした。キャスティングの際に、大根監督が「パンツ一丁になれますか。パンツも自前でお願いしたい」と確認したところ、「はい」と即答していたという。

野波、泥酔しながらDJ


12月3日に行われたイベント「モテキナイト」では、DJ MAHOとしてプレー。出番前に「お酒を飲みすぎた」といい、大根監督は「常軌を逸したくらいノリノリだった。音が鳴った瞬間に、のりピーを彷彿とさせる感じだった」と笑いを誘った。

野波は、当日の記憶があまりなく、翌日のドラマ撮影では、スタジオで嘔吐してしまったという。

松丸アナが過去の恋愛を告白


ドラマ「モテキ」には、松丸アナもニュースキャスター役で出演している。大根監督は、ドラマに出演している女性の中で誰が好きか聞かれると、「松丸さん」と答えるようにしているという。

主人公・幸世(森山未來)の話になると、松丸アナは「過去にこういう男性と付き合っていたことがあった」と告白。大学生の時に初めて交際した男性で、3年ほど付き合ったが、「心を鎖国しちゃってうまくいかなかった」と振り返った。

突然の告白に大根監督から、「体の関係について聞きたい」と突っ込まれたが、「一応、アナウンサーなので」とやんわり断っていた。

森山未來は「エキセントリック」


「幸世は好きだけど、未來君は嫌いです」。

野波は、「未來君はタイプじゃない。エキセントリックで女の子に負けてくれなそう。幸世君は、負けてくれそうなので好きです」と明かした。

大根監督は「未來君はストイックなんだけど、飲みに行ったりすると、若干面倒くさいところもある。3時間ぐらい説教したあげく、寝ちゃったりする」と森山の意外な一面を明かした。

野獣、満島ひかり


浜野(ハマケン)は、満島に初対面のときから「からかっていいヤツ」と見抜かれ、「あなたは、うなぎ犬に似てますね」と指摘されて、「なんて失礼な人なんだと思った」という。

森山は、満島を妹のようにコントロール。テストから本番まで、毎回違う芝居をする満島に「ちゃんとやらなきゃあかんぞ」と言って、叱ってあげていたという。

アカデミー女優をキャスティング


アカデミー女優の菊地凛子は当初、大根監督のキャスティングのイメージには無かったが、森山が「凛子、空いているらしいですよ」と連れてきたという。

大根監督は「日本にいると思わなかった。来たら、人との間のいろんなものが無くて、すごい人だった。オープンどころじゃないですよ」と話していた。

野波は新井浩文も「嫌い」


大根監督は、新井について「俺とハマケンには無い色気がある」と評価していたが、以前から知り合いだったという野波は、新井も森山同様に「嫌い」なのだという。「だって、完全なる変態なんですもん」と笑わせた。

キスシーンの前に「俺はプライベートでキスするとき、目を開けるから」と話していたといい、「そんな情報いらないから」と一刀両断していた。

印象に残っているキスシーン


会場から「最も印象に残っているシーン」について質問された野波は「大変だったと思うのは、非常階段のキスシーン」と回答。森山演じる幸世との激しいキスシーンを挙げた。テスト含め、10回ほど撮影したという。

森山は、キスシーンのテストの際、他の女優とはキスをしなかったが、野波とのシーンではテスト段階から実際にキス。野波は「この人は変態だと思った」と笑わせた。

ところが、胸を触るシーンになると遠慮がちだったといい、「どんなジャッジなんだろう。よくわからない人だなと思った」という。結局は、野波の方から「ガンガン来ていいよ」と受け入れたという。

野波は、高校の入学式で付けられたあだ名が「エロ」で「高校生活どうなるんだろうと落ち込んで帰った」というエピソードも披露。

多くのモテ期が訪れたドラマ


出演者には、多くのモテ期が到来していた。

大根監督は「『モテキ』は、クランクイン前に未來君が結婚したり、菊地凛子ちゃんがスパイク・ジョーンズと交際発覚とか、満島が結婚したり、いっぱいモテ期が訪れているんですよ。その負の部分は野波さんが背負っている。何の色っぽいうわさもない」と指摘。

野波は「これからです。モテ期ちょっと来ないかな」と話していた。

オリジナルの法被をプレゼント


イベントの後半では、オリジナルの法被が当たるプレゼント抽選が行われ、ハマケンと野波が当選者を抱擁する場面も見られた。

最後の挨拶で、ハマケンは、DVDについて「昨日見て泣きそうになった。大根さん、超頑張ったなと思った」と絶賛。野波は「こんなにセンスがいいものはないだろうと思う。とにかく愛が溢れているDVD」とPRした。

大根監督が「今までのキャリアの集大成」と語る「モテキ」DVD-BOX(5枚組)は、Amazonなどで絶賛発売中だ。

■ストーリー
恋愛偏差値が低い主人公(森山未來)に、ある日突然「モテ期」が到来し、野波麻帆、満島ひかり、松本莉緒、菊地凛子が演じる4人の女性と急接近していくものの、やること全てが裏目にでてしまう…。原作は、久保ミツロウの人気コミック。

■関連リンク
「モテキ」公式サイト
モテキDVD-BOX (5枚組) - Amazon