海外勢が寡占するスマートウォッチ市場、新たにシャープが参入…摂取カロリーを自動で測定
シャープは16日、同社初のスマートウォッチを7月9日に発売すると発表した。
スマートウォッチは、基本ソフトウェア(OS)との連携のしやすさやコストパフォーマンスが売りの海外勢が国内市場を寡占しているのが現状だ。新製品が消費者の新たな選択肢となれるか、注目される。(坂下結子)
シャープが発売するのは「からだメイト Watch」(直販価格税込み5万9400円)。米企業の技術を活用し、体内の水分の移動や糖の変化から摂取カロリーを自動で測定できるのが特長。体内の水分バランスも計測でき、水分補給が必要なときは通知してくれる。運動による消費カロリーも算出し、生活習慣の見直しにつながるという。
通信事業本部の中江優晃本部長は「カロリーセンシング(測定)という画期的な技術を実現した。シャープが参入することで、新しいニーズを開拓できる」と意気込んだ。
指に装着して睡眠の状態などを計測するスマートリング「からだメイト Ring」(同4万1800円)もあわせて発売する。スマートウォッチ、リングともに専用のアプリと連携させると、計測したデータを管理できる。
スマートウォッチは、国内では2015年に米アップルが発売して以降、人気が広がった。MM総研の調査では、25年度の販売台数のうちアップルが50%超を占める。2位の中国・華為技術(ファーウェイ)は1万円以下の価格帯ながら健康記録など豊富な機能で人気だ。
ITジャーナリストの安蔵靖志さんは「市場は(競合がひしめく)レッドオーシャンだが、スマートフォンで培った知名度と信頼感を武器に、新たな選択肢として顧客を獲得できるかどうかが鍵となる」と話している。
