坂東龍汰 実母が交通事故死…幼少期の原体験語る 今でも「目の奥に闇みたいなものが」
俳優の坂東龍汰(29)が、14日放送のTBS系「情熱大陸」(日曜後11・00)に出演。自身を生んだ亡き母について語った。
同番組では、出演舞台「カッコーの巣の上で」の稽古風景に密着。1960年代の米オレゴン州の精神科病院を舞台に、院内の秩序を守ろうとする権力的な看護師長と、自由な患者の対立を描く物語で、坂東は過干渉な母親に怯える気弱な入院患者・ビリーを演じた。
同作の演出・松尾スズキは、今回初顔合わせという坂東について「甘え上手ですよ」と笑顔を見せた。坂東の役どころに触れながら「吃音症っていうものって、自分の体験の中から演技を絞り出せない。そこからクリエートしていかなきゃいけないんで、結構大変だと思う。表面をなぞるような演技をするのが、一番危険なんで」と説明した。
密着取材では、稽古休みには貸しスタジオでセリフと向きあう様子や、髪をオレンジに染めた坂東の姿が映し出された。演じることの熱量について聞かれると、坂東は「目の奥に闇みたいなもの、真っ黒になる時があって、自分でも分かってる」と打ち明けた。
そして「でもそれはもう間違いなく、母親の交通事故の死が関係してると思う」と告白。実母を3歳の時に亡くした坂東は「飛んで来たハンマーで空いちゃった穴に、自分で何かを詰めて。レンガを積むじゃないですけど、パテとレンガで塗りつぶしていく。でもそこの穴は閉じない」と例えた。
「だからずっと原動力になって、自分を突き動かしてるっていう感覚が幼少期からあって」といい、「芝居が大好きだっていう自分がど真ん中にいて。絶対に消えないかすかな爆発を常に起こして、それを芝居に凄い純度で込められればいいなと思って生きてる」と語っていた。
