千葉県内の公立中学校に勤務する20代の男性教諭が女子生徒へわいせつな行為を複数回したとして懲戒免職処分となった(写真はサンプルです)

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 またしても教師による卑劣な行為が発覚した。千葉県教育委員会が6月10日、県内の公立中学校に勤務する20代の男性教諭を懲戒免職処分にした。千葉県の公式サイトでは懲戒処分の概要についてこう説明されている。

【画像】「SNSでやりとり」20代の男性教諭にくだった処分行為、自家用車で連れ回す、キスや抱擁などの行為をしたという

〈当該教諭は、令和8年3月頃から同年4月頃までの間、自校に在籍していた女子生徒に対し、児童生徒性暴力等を行った〉

 生徒らの健全な成長を見守り育てるべき教育現場で、一体何が起きたのか──。

 千葉県教育委員会の教育新興部教職員課管理室へ取材したところ、担当者が応じた。「教諭は被害生徒の担任や部活顧問ではない」が、個人的な接触はSNSを通じて始まったという。

「卒業式の正確な時期は被害者特定に繋がるため伏せますが、3月〜4月にかけて、LINEのやりとりを重ねており、2人で会ったこともあるということです。

 少なくとも3回は県内の施設で会ったほか、教諭の自家用車に2回乗せています。女子生徒側は同意にもとづくドライブではなく、『連れ回された』という見解を示している。その際に教諭から手を握られたり、頭を触られたりしたほか、キスや抱擁をされるという被害に遭った」

 被害生徒の保護者が娘と教諭が繋がっていることを把握し、中学校の教頭に相談したことで発覚したという。保護者が関係を把握した具体的な経緯については、明らかにされていない。

「教育委員会としては、回数は伝えられませんが、実際に教諭に聞き取り調査を実施しています。教諭は『キスと抱きしめたのは否認します』と一部の行為を否定したものの、その他の接触については事実を認めました。また、『生徒や保護者に対して申し訳ないことをした』と反省の弁も述べています」(同前)

 被害生徒による警察への被害届の提出や、刑事事件化の有無について、県教委は「現時点では把握していない」としている。

 今回の事態を受け、県教委は千葉市を除く全市町村と県立の学校に対して「綱紀の粛正」を求める通知を出したほか、教諭の処分と同日付けで懲戒処分の指針を改定するに至った。

「職務上関係のある児童、生徒に対して電子メールやSNS等を利用してやり取りを行った職員は、管理職の許可がある場合を除き、減給または戒告とする内容を盛り込みました。この教諭の問題だけが理由というわけではありませんが、一つの契機になったことは間違いありません」(同前)

 次々に発覚する教職員による生徒への性加害。未然防止のためのルール厳格化が求められている。