運動するシェイクユアハート

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 「宝塚記念・G1」(14日、阪神)

 14年高松宮記念(コパノリチャード)以来のG1タイトル奪取に挑む宮厩舎が2頭出しで臨む。金鯱賞で2度目の重賞制覇を飾ったシェイクユアハートは、非凡な末脚にさらに磨きが掛かってきた印象。6歳馬ながら、ようやく充実期を迎えている。春の古馬3冠戦に皆勤のタガノデュードは、疲れ知らずで順調に調整中。2走前の大阪杯で上がり3F最速の脚を繰り出し、クロワデュノールに0秒3差の4着まで迫ったポテンシャルの高さは本物だ。上り調子の2頭が夏のグランプリを盛り上げる。

 宮厩舎から末脚自慢の精鋭2騎がグランプリレースへ送り込まれる。金鯱賞を制したシェイクユアハート、天皇賞・春6着のリベンジに燃えるタガノデュード。2頭とも3勝クラスを勝ち上がるまでに時間を要したものの、この半年間で急速な成長を遂げG1舞台へ。コツコツ積み上げてきたものが、ここにきてようやく実を結んできた。

 シェイクユアハートは昨年12月の中日新聞杯で重賞初制覇。前走の金鯱賞では、後方から爆発力たっぷりの末脚を披露し、2つ目のタイトル奪取を果たした。「中身もだんだん良くなってきているし、以前よりもきっちり脚を使えるようになった」と充実ぶりにうなずく宮師。これまでよりもゆったりとしたローテーションとなったが、「絶好調。前走もメンバーは強かったし、楽しみだね」と不安はないようだ。

 1年後輩のタガノデュードは、決して適距離とは言えない前走の天皇賞・春が見応えのある内容。懸命に脚を伸ばし6着と届きはしなかったが、最後まで止まっていなかった。「コンスタントに使っているけど、かえって元気になっているね」と、そのタフさに思わず笑みをこぼす指揮官。さらに相手は強くなるが「ベストの距離だと思う」と自信をのぞかせる。本領発揮がかなう舞台なら逆転のチャンスは十分ありそうだ。

 「出るだけでも難しいし、なかなか2頭も出走させられないからね。本当によく頑張ってくれているよ」と愛馬への感謝を示すトレーナー。強敵相手にも一歩も引かない。ひと皮むけた2頭が、大輪の花を咲かせてみせる。