円相場の値動きを示すボード。為替市場では円安傾向が続いている(5月29日、東京都中央区の上田東短フォレックスで)

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 財務省が5日発表した5月末の外貨準備高は1兆3058億ドル(約209兆円)で、前月末から771億ドル(約12・3兆円)減った。

 減少幅は、比較可能な2000年4月以降で最大だった。政府・日本銀行が実施した為替介入の原資に使われたことが影響した。

 外貨準備高の減少は2か月ぶり。減少幅は、政府・日銀が22年9月に円買い・ドル売り介入を行ったことが反映された同月末(540億ドル減)を上回り、最大となった。

 政府・日銀は4月28日〜5月27日の間、月間ベースで過去最大となる総額11兆7349億円の為替介入を行った。介入によって円相場は一時、1ドル=160円台後半から最大5円ほど円高に振れたが、足元では再び1ドル=160円前後の円安・ドル高水準となっている。

 5月末の内訳は、米国債などの「証券」が9316億ドル(約149兆円)で、755億ドル(約12兆円)減った。保有する米国債を換金して介入資金に充てたとみられる。

 一方、「外貨預金」は3800万ドル増の1622億3500万ドル、「金」は17億7900万ドル減の1236億4600万ドルだった。