なぜサウサンプトンはスパイ行為を? ドイツ人指揮官が謝罪メッセージで経緯を説明「ドイツでは一般的…」
チャンピオンシップ(イングランド2部)を戦っていたサウサンプトン。MF松木玖生も所属するチームはシーズンを4位で終え、プレミアリーグ昇格プレーオフに進出した。
準決勝ではミドルズブラと対戦する中、2試合合計2ー1で勝利したサウサンプトンは決勝に進出。しかし、ミドルズブラのトレーニングを覗き見するスパイ活動を行ったとして準決勝敗退が決定。プレミアリーグ昇格が絶たれることとなった。
そんな中、チームを指揮するエッカート監督がクラブを通じて1本のメッセージ動画を投稿。サウサンプトンのサポーター、選手に対して謝罪を行うとともに、今回の事態についての説明を行った。
「サウサンプトンのサポーターの皆さん、こんにちは。これから私が話す言葉は、決して完璧なものではないかもしれません。しかし、できる限り誠実に、そして明確に皆さんに伝えるよう努めます。皆さんはそれを知る権利があると思っているからです」
「これまでに起きたすべてのことについて、私は心から謝罪したいと思います。そして、自らの非を認めます。なぜなら、ヘッドコーチとして、私に責任があるからです。このフットボールクラブで起きたすべてのことに、そして、私のコーチングスタッフの間で起きたすべてのことに、私に責任があります」
「サポーターの皆さんに、心からお詫び申し上げます。我々と共に遠征し、非常に多くの試合で我々を支え続けてくれたすべての人々、試合ごとに一喜一憂の感情を共にしてくれた人々、そして、今シーズンの本当の最後の最後まで我々を導いてくれたすべての人々に、深くお詫び申し上げます。本来であれば、今シーズン最大の試合を戦うはずだった場所へ、皆さんは我々を連れてきてくれたのです」
「選手たちにも謝罪します。彼らはできる限りのすべてのことを、この6カ月間、文字通りあらゆる努力を尽くして、このフットボールクラブを本来あるべき場所へと戻そうとしてくれました。彼らは決勝を戦うにふさわしい選手たちでした。2年前がそうであったように、そして(FAカップ)準決勝でのマンチェスター・シティ戦がそうであったように、皆さんと共に決勝を戦う権利が、彼らにはあったはずなのです」
「4万人もの皆さんがチームを応援するためにウェンブリーへと赴いてくれました。この6カ月間の取り組みを素晴らしい形で締めくくるチャンスを、チームは手にするはずでした」
「本当に心が痛みます。このフットボールクラブの従業員の姿、スタッフの姿、そして選手たちの姿を見るのは、本当に辛いことです。彼らは試合への準備に多くのものを捧げてきました。家族を家に残し、回復に努め、これから来る試合に備えるために、多大な犠牲を払ってきたのです」
「処分が決定した日、彼らの苦しむ姿を見るのは本当に忍びないものでした。なぜなら、この決定は彼ら自身や彼らのキャリアだけでなく、彼らの家族にとっても、あまりにも大きな影響を与えるものだからです。今回の件に関係することになってしまったすべてのクラブに対しても、お詫び申し上げます。そして何よりも、我々のサポーターの皆さんに心からお詫び申し上げます」
今シーズンのプレミアリーグへの復帰を逃しただけでなく、クラブの価値をも失墜させる大きな出来事となった今回の騒動。エッカート監督は、2025年夏にUー21チームの監督として就任。しかし、ウィル・スティル前監督がシーズン途中に解任されると、トップチームを引き継ぐことに。その後チームは勝ち点を積み重ね、昇格まであと一歩のところまで迫ることとなった。
