広西で希少ランの「ヒメシラヒゲラン」の自生を初確認―中国
中国南部の広西チワン族自治区花坪国家級自然保護区によると、同保護区と広西植物研究所の植物多様性研究チームがこのほど合同で実施した野外調査で、2種の希少ランの自生が確認されました。うち1種は、広西で初めて確認されたヒメシラヒゲランで、もう1種は20年ぶりに確認されたオベロニア・シニカです。
中国にはイナバラン属が11種あります。うち2種は中国固有種で、ヒメシラヒゲランはその1つです。このランはこれまで中国の広東省と台湾でのみ分布が記録されていましたが、広西花坪国家級自然保護区で個体群が発見されたことで、広西のラン科植物に新たな種が追加され、その分布範囲が広西北部の越城嶺山脈まで西へ広がっていることが確認されました。今回の調査で発見されたヒメシラヒゲランは合計6株で、原生常緑広葉樹林の樹下で良好な生育状態を示していました。
オベロニア・シニカは中国固有の植物であり、生育環境に対して非常に厳しい条件を要求し、標高1000メートル以上の地域の高木や崖の壁にのみ自生することが知られています。
オベロニア・シニカ
今回の特別調査によりヒメシラヒゲランとオベロニア・シニカの自生が確認されたことで、広西のラン科植物区系に関する情報がさらに充実し、南嶺山脈におけるヒメシラヒゲランの分布の空白が埋まるとともに、花坪国家級自然保護区の生態系の原生性と完全性が好転し続けていることも裏付けられました。(提供/CGTN Japanese)
