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 ◇交流戦 日本ハム4―0阪神(2026年5月26日 甲子園)

 3度目は逃さない。日本ハムのフランミル・レイエス外野手(30)が0―0の6回1死から、阪神・西勇の初球スライダーをバックスクリーンへと運んだ。

 「ヒロミ(伊藤)がいいピッチングを続けているので、何としても先制点が欲しいと思っていた。仕留められて良かったよ」

 この日3度目の打席で、均衡を破る先制の9号ソロ。敵地・甲子園がどよめく中で昨季、パ・リーグに2冠王に輝いた来日3年目助っ人はダイヤモンドを悠然と回った。

 ここまでの2打席は凡退していた。内外角を広く使ってくるベテランの西勇に対し、2回の第1打席は2ボール1ストライクから緩いカーブを打たされて中飛。そして4回の第2打席も同じく2ボール1ストライクからカーブを打ち上げて二飛に倒れていた。

 2打席で投じられた計8球中、直球は一度も投じられずカーブ、スライダー、シュートの組み立てだった。だからこそ、レイエスは初球から変化球を狙った。捉えたのは外角寄りの122キロスライダー。厳しい攻め方をされながらも、日本で実績を残してきた助っ人らしく、慣れない投手にも対応してみせた。

 普段の「DH」ではなく、すでに新庄監督が「出てもらわないといけない。(痛めている)かかとの問題もあるけど、そんなことは言っていられない」と言及していたように、「4番・一塁」で出場した。

 今季初めて守備に就いたが、4回2死一、二塁のピンチでも木浪の痛烈なゴロを軽やかにさばくなど、6回までに飛んできた3度の守備機会をこなした。7回の打席で申告敬遠されると、代走が送られてベンチへ下がったが、これで守備問題の不安も完全払拭だ。

 試合後の指揮官は「モーレは凄いなと思った。スライダーをホームラン打ってくるといって、ホームランを打ってきたから」と舞台裏を明かす。交流戦スタートを新庄監督の通算300勝で飾った。セ・リーグの敵地でもレイエスの打棒をしっかりと生かせそうだ。