高市早苗首相

 高市早苗首相の陣営が昨年の自民党総裁選で他候補を誹謗中傷する動画を作成・投稿したとされる週刊誌報道を巡り、自ら主導したとする男性がユーチューブ番組で、首相の公設第1秘書とやりとりしたと証言した。直接は会っておらず、オンラインでの応対と説明。首相は19日、両氏の接点を問われ「私に聞かれても分からない」と官邸で記者団に答えた。

 11日の参院決算委員会で男性は「私自身も地元の秘書も面識のない方」と答弁した。番組は18日配信。男性は首相のこれまでの主張には「私の認識と一部違うところがある」と言及した一方、詳細は触れなかった。

 動画作成に関し「首相が認識していたかどうかは分からない」とも発言。秘書から具体的な指示はなく「首相の陣営にプラスになると思い、私が主導して動画を作った」と主張。総裁選投開票日の約1週間前から、1日数百本の動画を拡散させたという。

 首相は記者団に、秘書も含め男性に会っていないと強調した上で、動画を「事務所から発信したり作成したりということは一切ない」と改めて関与を否定した。