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 藤井聡太名人(23)=王将など6冠=が糸谷哲郎九段(37)の挑戦を受ける第84期名人戦7番勝負第4局は16日、大阪府高槻市の高槻城公園芸術文化劇場で1日目が指され、午後6時半、後手・糸谷が48手目を封じて終了した。戦型は矢倉。藤井が雁木(がんぎ)から中住まい、糸谷は矢倉に自陣を囲い、本格的な開戦前に指し掛けるスローペースとなった。

 第1局で初手から2手連続、1筋の歩を突いた糸谷の作戦に注目が集まった。その指し手が10手目。普段通り、角換わりを目指した藤井が角を3段目へ上がり、交換に備えたところで糸谷はそれに応じず、左銀を上がった。藤井の得意戦法・角換わりを避け、矢倉模様の力戦という自らの土俵へ引き込んだと見られる。

 ここまで藤井の3連勝で迎え、勝てば4連覇が決まる。過去3期はいずれも4勝1敗だったため、今回勝てば初のストレート獲得となる。糸谷なら名人戦初勝利となる。持ち時間9時間から藤井が4時間2分、糸谷は4時間3分消費した。2日目は同劇場で17日午前9時、再開される。